新着フォト

  • 船形山がくっきり
    ※これ以前の写真はフォトライブラリに掲載しています。

アクセスカウント


  • お客様は番目の訪問者です。
    since 2004.6.10

著作権


  • Copyright © 2004,2015. Takahata, All Rights Reserved.

« 標準露出とAE(自動露出) (3) | トップページ | シャッター速度と描写 (2) »

シャッター速度と描写 (1)

噴水のしぶきが空中で静止している写真、渓流の水が雲のように流れる写真を見たことがあると思います。
これらは写真ならではの描写(表現)で、撮影した本人ですら同じには見えていないのです。
では、「見えていないのなら偶然できた写真?」というと決して偶然ではありません
プロ、ベテランは出来上がりの写真をイメージしてシャッター速度や絞りを決めています。
「へぇー、さすがプロ」と感心ばかりしてないで下さい。
アマチュアでもこのような写真を撮れるのですから!

シャッター速度については馴染みがあると思いますのでイラストで簡単に説明します。
それと見本とは言えない写真ですが、撮影データと共に掲載しますので参考にして下さい。

<高速シャッター>
高速シャッターで撮影したイメージ 動く被写体をピタッと写し止めたい場合などに使用します。
ところで、ここで少々厄介なのが「それじゃ何秒にすればいいの?」と聞かれることです。
「ずばり1/xxx秒です」と言いたい所ですが、写し止める(ぶれの大きさ)は使用レンズ(焦点距離)、被写体までの距離、被写体の速さで違うので一概に「1/xxx秒で撮ればOK」とは言えません。
「それなら1/8000秒とかカメラの最速のシャッター速度にすれば!?」
確かにそれは止めるという観点では確実な方法なのですが、むやみにシャッター速度を上げても効果は変わりませんし、逆に被写界深度(ピントの合う範囲)が浅くなるので、あまりいい方法とも言えません。
強いて目安をいうなら、運動会など走る子供の姿を200mmレンズを使用し撮影者が静止した状態で撮るなら1/500秒~でぶれることはないと思いますが・・・?

撮影例
<取材ヘリ>
取材ヘリ Camera:Canon EOS D60(デジタル)
Lens:Canon EF100-400mm(400mm)
ISO:400(中央部重点平均)
T:1/500 A:F13 手持ち

<水踊る>
水踊るCamera:Canon EOS D60(デジタル)
Lens:Canon EF28-135mm(65mm)
ISO:200(中央部重点平均)
T:1/500 A:F13(+0.5) 手持ち


<低速シャッター>

低速シャッターで撮影したイメージ 動く被写体を意識的にぶらして躍動感、流動感間を表現したい場合に使用します。
背景はぶれませんが、動いているメインの被写体はぶれます。
ただし、あまり低速にすると背景までぶれてしまいます。
背景がぶれるのはカメラ(手や体)が動くことが原因で、このようなぶれを「手ぶれ」といいます。
手ぶれはシャッター速度に関係なく、手持ちであれば多かれ少なかれぶれているのですが、低速シャッターの場合、そのぶれが写真に顕著に現れます。
手ぶれを簡単に防ぐ方法の一つはシャッター速度を上げる(高速にする)事です。
一般的に手ぶれしない目安として「1/レンズの焦点距離より早いシャッター速度で撮れ」と言われています。
例えば200mmレンズを使用しているなら1/200秒や1/250秒ですが、個人差もありますから絶対安全とはいえません。
そして撮る時はなるべく体を安定させ、肘を閉め、息を止め、そして優しくシャッターを押します。
この時、木や壁などに体を寄せ掛けたり、しゃがんで膝を立てその上に肘を立てて撮るのも手ぶれを防ぐ方法です。
それでも今回のように低速シャッターで撮りたい場合は、三脚 + レリーズ(リモートスイッチ)、一脚等を使用します。

焦点距離の話が出ましたので、デジカメユーザー向けに注意を言っておきます。
レンズに表記されている焦点距離は35mmフィルムカメラの場合であって、一部の機種を除きデジカメで使用した場合、フィルムとセンサーの大きさの違いからレンズの焦点距離が長くなります。
例えばCanon EOS Kissの場合は焦点距離が1.6倍になります。
1.6倍ということは100mmが160mmに、200mmは320mmになりますので、シャッター速度の選択には注意して下さい。
(カタログ、製品仕様などに「35mm換算でxxxmm」と記載されています。)

撮影例
<ページェント>
ページェント Camera:Canon EOS D60(デジタル)
Lens:Canon EF28-70mm(70mm)
ISO:400(中央部重点平均)
T:1/10 A:F5.6 三脚使用

<滝>
滝 Camera:Canon EOS D60(デジタル)
Lens:Canon EF17-35mm(17mm)
ISO:200(中央部重点平均)
T:1/4 A:F11(-1.0) 三脚使用

※撮影データについて
Camera:使用カメラ(フィルム/デジタル)
Lens:使用レンズ(撮影時の焦点距離)
ISO:ISO感度(測光方式)
T:シャッター速度(露出補正) A:絞り値(露出補正) 手持ち/三脚
(注意)デジカメの撮影データはExif情報ですが、画像はブログ用に画像編集ソフトで明るさ、コントラストなどを調整していますので、撮影データと掲載画像は必ずしも一致していません。
フィルムカメラで撮影した写真には記録が無いので、「あやふやな記憶」+「感」で記載しています。

次回はシャッター速度と描写の続きで、「流し撮りとバルブ撮影」です。
それでは (^^)/~~~

« 標準露出とAE(自動露出) (3) | トップページ | シャッター速度と描写 (2) »

お買物

  • お勧めカメラグッズ
  • お買物ならAmazon