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絞りと描写 (1)

以前「絞りの働き」で、絞りとは「露光する光の量を調節するもの」と説明しました。
絞り穴の大きさを変えることで光の量を調節しますが、今回は絞りのもう一つの働き“被写界深度”の説明です。
簡単に言うと被写界深度とはピントの合う範囲の事ですが、被写界深度は写真の表現に欠かせないものですから、もう少し詳しく説明します。
まずピント(鮮明に見える部分)は、全体的にはっきりしている写真でもピントの中心は一点(距離)だけです。
これを元に“被写界深度”を説明すると「ピントの合う範囲」ではなく、「ピントの合っている被写体を中心に、その前後でピントが合っているように見える範囲」になります。
被写界深度はピントの中心から前後に1:2(前1に対して後2)になり、被写界深度から外れるに従いボケが徐々に大きくなっていきます。
この被写界深度が広い(深い)ことを「被写界深度が深い」といい、逆に狭い(浅い)ことを「被写界深度が浅い」といいます。
そして絞り(F値)との関係は、絞り(F値)を大きくすれば被写界深度は深くなり、絞り(F値)を小さくすると被写界深度は浅くなります。
おさらいですが、絞り(F値)を大きくすると絞り穴は小さく(暗く)なり、絞り(F値)を小さくすると絞り穴は大きく(明るく)なります。

イラストで説明します。
例えば前後に距離の違う花があり、撮影者に近い順に赤い花、白い花、黄色い花が等間隔で並んでいるとします。
そして真ん中の白い花をピントの中心に撮った場合、絞り(被写界深度)の違いは前後のボケとして現れます。
絞りと被写界深度の関係 下手なイラストで分かり難いと思いますので少し補足します。
上段(絞り=F4)は、絞り(F値)が小さいので被写界深度が浅く、被写界深度から外れた被写体はボケています。
特に手前の赤い花は、被写界深度から大きく外れている分、ボケも大きくなっています。

中段(絞り=F8)は少し絞った場合で、被写界深度が広がり後方の黄色い花がはっきりとし、手前の赤い花のボケも小さくなっています。

下段(絞り=F16)は更に絞った場合で、被写界深度が深くなり全ての花がはっきりとしています。

花を例にしましたが、花を撮る時は絞りをFxにして撮りなさいと言っているわけではありません。
被写界深度を浅くすることで、メインの被写体以外をぼかしてメインの被写体をより一層強調したり、逆に被写界深度を深くすることで肉眼で見た時と同じ様にするなど、表現は人それぞれです。
最後に、おさらいがもう一つ。
「絞りの働き」でプレビューボタンの説明をしましたが、被写界深度がある程度分かったところで再度説明します。
通常ファインダーの映像は、常に絞り開放(絞りの最小F値)の状態で見ています。
すから、絞りを変えても見ている映像に変化は現れません。
これでは、何処までピンとが合っているのか写真が出来上がるまで分からず、被写界深度の調整にはそれなりの経験が必要になってしまいます。
そこで被写界深度を確認するために用意された機能がプレビューボタンです。(機種によっては、この機能がないカメラもあります。)
絞った状態で、このプレビューボタンを押すと絞り羽が閉まりファインダーの映像が暗くなります。
小さいファインダーに暗い映像と少々分かり難いのですが、おおよそピントの合っている範囲を確認できます。
参考までに、プレビューボタンを押さないでファインダーで見た映像を写真にしたいなら、絞りを開放で撮ればいいことになります。

今回はここまでです。(次回も引き続き被写界深度の説明です。)
それでは、(^^)/~~~

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