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走る車を撮りたい(置きピン)

実は友達に「カメラのブログを始めたから読んでみて」とPRしてたのですが、その感想は
「難しすぎて分かんないです。」
「もっと、易しくなりませんか? 私、レースを撮ってみたいんですけど。」
「エー! もっと易しく!?・・・んー、これは困った。」
と、言うわけで、いろいろ悩んだ結果、「とりあえず撮ってみたい編」を追加することにしました。
(とりあえずなので、説明していない用語には簡単に説明を入れますが、詳しく知りたい場合は当面カメラに添付の説明書を読んで下さい。)
その初回は、友達の要望に応え「走る車を撮りたい」です。
私がそうでしたが、カメラで動く被写体を撮る場合、苦労するのはピント合わせでしょう。
AFが進歩したとはいえ、それ以前に被写体をフォーカスエリアから外れないよう追尾するのには慣れが必要です。
でも、ご安心を!
今回はAFも追尾も不要な「置きピン」と言われる撮影方法です。
これは、あらかじめ被写体の動きを予測してピントを合わせておき、被写体がそのポイントに来た時にシャッターを切る撮影方法で、自動車レース、鉄道写真などでよく利用されます。

では、自動車レースを例に説明します。
置きピンの説明1 レースは走るコースが決まっていますから、自分の撮りたいポイント(例えばコーナーの立ち上がり)で、車の位置(通過点)を確認します。
私はレースを撮ったことはありませんが、スタンド前などストレートを高速で疾走する車を真横から捕らえるのは至難の業(?)、私ならスピードが落ちるコーナー付近、ストレートなら撮影者のいる場所の手前(通過前)を選ぶと思います。

通過ポイントが確認できたなら、カメラのセッティングをします。
0.もし三脚があるなら、三脚を立てカメラを取り付け、レリーズ(リモートスイッチ)をセットします。
1.レンズフードを取り付けます。
※レンズフードはレンズに日光などが入り込むことで発生するフレア、ハレーションを防ぐばかりでなく、レンズに付くゴミ、ホコリを防ぐのにも有効です。
2.測光方式は評価測光(多分割測光)にします。
3.AE(自動露出)はTV(シャッター速度優先AE)にします。
4.シャッター速度は、止めるなら1/500~1/1000秒、ぶらすなら1/60~1/125秒が目安でしょう。
※シャッター速度については、「シャッター速度と描写」を参照してください。
5.フォーカスモードは、AF(オートフォーカス)ではなく、必ずMF(マニュアルフォーカス)にします。
6.通過ポイントに合わせ、ファインダーをのぞきながらピントリングを回してピントを合わせます。
この時、なるべく中央のAFフレームで被写体(車)を捕らえるようにします。
これは普通、MF(マニュアルフォーカス)と評価測光の組み合わせの場合、中央のAFフレームで露出が計算されるからです。

置きピンの説明2 以上でセッティングは完了です。
そして、お目当ての車がピントを合わせた通過ポイントに来た時、リモートスイッチ(シャッター)を押せばバッチリ写っているはず(?)です。
シャッターを切るタイミングですが、通過ポイントよりほんの気持ち手前で切ります。
「今だ!」と思って押したのでは、認知~押す動作~シャッターのタイムラグなどで少し遅れてしまうからです。
また、高速連写が可能なカメラならドライブモードを連写(連続撮影)にして、2枚ほど撮っておくと安心でしょう。

最後にフィルムについて触れておきます。
高速シャッターを使用する場合、考えておかなければならない事に天候(明るさ)があります。
どんより曇り空に低感度フィルムでは高速シャッターを選択できなくなります。
デジカメの場合なら、その場でISO感度を変更できますが、フィルムの場合は途中から感度を変えることはできません。
曇りの時も考えISO400のフィルムも準備しておいた方が良いでしょう。
(撮影前であれば増感するという手もありますが・・・また話が長くなるので別の機会にします)

<用語説明>
オートフォーカス:自動ピント合わせのことです。
マニュアルフォーカス:ファインダーをのぞきながらピントリングを手動で回してピントを合わせることです。
フォーカスエリア(測距点):カメラがピントを合わせる場所で、ファインダーでは四角い枠(3~9箇所位)がある部分です。
測光方式:カメラが露出を決定する方式(光の測り方)で、中央部重点平均測光、多分割(評価)測光、部分測光などがあります。
ISO感度:光を感じる度合いのことで昔はASAと言いました。

絞りと描写 (2)

前回の説明で被写界深度と絞りの関係が理解できたと思います。
しかし、被写界深度を左右するのは絞りだけではありません。
「エー! まだあるの~・・・」と言わないで、続きを読んで下さい。
雑誌、ポスターなどで、モデルさんが背景から浮き上がるようなポートレートを見たことがあると思います。
そんな写真はモデルさんに目線が集中します。
もちろんモデルさんが綺麗と言う事もありますが、背景がボケて簡略されている分モデルさんに注意が向きます。
どうです? こんな写真を撮りたい!、こんな風に撮られたい!と思いませんか?
それでは、新たな意欲が出てきたところで、説明を始めます。
絞り以外に被写界深度を左右するものの一つ目はレンズの焦点距離です。
焦点距離と被写界深度の関係 絞りと被写体までの距離が同じなら、レンズの焦点距離が長い(望遠レンズ)ほど被写界深度は浅くなります。
言い換えれば、焦点距離の短い(広角レンズ)ほど被写界深度は深くなります。


そして二つ目は、被写体までの距離です。
被写体までの距離と被写界深度の関係 絞りとレンズの焦点距離が同じなら、被写体に近付くほど被写界深度は浅くなり、逆に被写体から離れるほどに被写界深度は深くなります。

以上の事を整理すると
<被写界深度を浅くしたい時>
・絞りを開ける(F値を小さくする)
・望遠レンズを使う(ズームレンズの場合はテレ側にする)
・被写体に近付く。

<被写界深度を深くしたい時>
・絞りを絞る(F値を大きくする)
・広角レンズを使う(ズームレンズの場合はワイド側にする)
・被写体から離れる。

これらのことを頭に入れ、プレビューボタンを活用すれば、被写界深度のコントロールはそれほど難しくないはずです。このあたりで、終了したいところですが、最後に注意を。
・背景をぼかしたい場合でも、メインの被写体と背景が近いと背景のぼけは小さくなります。 背景を大きくぼかしたい場合はメインの被写体と背景に距離をとります。
・あまり被写界深度を浅くすると、体の前後のゆれだけでもピンボケになります。(マクロ撮影など)
・望遠レンズは絞り込んでも、それほど深い被写界深度を得ることは出来ません。 近景から遠景までピントの合った写真(パンフォーカス)を撮りたい時は広角レンズを使いましょう。

撮影例
<トンボ>
トンボCamera:Canon EOS D60(デジタル)
Lens:Canon EF28-135mm(135mm)
ISO:400(中央部重点平均)
T:1/350 A:F5.6 手持ち

絞りと描写 (1)

以前「絞りの働き」で、絞りとは「露光する光の量を調節するもの」と説明しました。
絞り穴の大きさを変えることで光の量を調節しますが、今回は絞りのもう一つの働き“被写界深度”の説明です。
簡単に言うと被写界深度とはピントの合う範囲の事ですが、被写界深度は写真の表現に欠かせないものですから、もう少し詳しく説明します。
まずピント(鮮明に見える部分)は、全体的にはっきりしている写真でもピントの中心は一点(距離)だけです。
これを元に“被写界深度”を説明すると「ピントの合う範囲」ではなく、「ピントの合っている被写体を中心に、その前後でピントが合っているように見える範囲」になります。
被写界深度はピントの中心から前後に1:2(前1に対して後2)になり、被写界深度から外れるに従いボケが徐々に大きくなっていきます。
この被写界深度が広い(深い)ことを「被写界深度が深い」といい、逆に狭い(浅い)ことを「被写界深度が浅い」といいます。
そして絞り(F値)との関係は、絞り(F値)を大きくすれば被写界深度は深くなり、絞り(F値)を小さくすると被写界深度は浅くなります。
おさらいですが、絞り(F値)を大きくすると絞り穴は小さく(暗く)なり、絞り(F値)を小さくすると絞り穴は大きく(明るく)なります。

イラストで説明します。
例えば前後に距離の違う花があり、撮影者に近い順に赤い花、白い花、黄色い花が等間隔で並んでいるとします。
そして真ん中の白い花をピントの中心に撮った場合、絞り(被写界深度)の違いは前後のボケとして現れます。
絞りと被写界深度の関係 下手なイラストで分かり難いと思いますので少し補足します。
上段(絞り=F4)は、絞り(F値)が小さいので被写界深度が浅く、被写界深度から外れた被写体はボケています。
特に手前の赤い花は、被写界深度から大きく外れている分、ボケも大きくなっています。

中段(絞り=F8)は少し絞った場合で、被写界深度が広がり後方の黄色い花がはっきりとし、手前の赤い花のボケも小さくなっています。

下段(絞り=F16)は更に絞った場合で、被写界深度が深くなり全ての花がはっきりとしています。

花を例にしましたが、花を撮る時は絞りをFxにして撮りなさいと言っているわけではありません。
被写界深度を浅くすることで、メインの被写体以外をぼかしてメインの被写体をより一層強調したり、逆に被写界深度を深くすることで肉眼で見た時と同じ様にするなど、表現は人それぞれです。
最後に、おさらいがもう一つ。
「絞りの働き」でプレビューボタンの説明をしましたが、被写界深度がある程度分かったところで再度説明します。
通常ファインダーの映像は、常に絞り開放(絞りの最小F値)の状態で見ています。
すから、絞りを変えても見ている映像に変化は現れません。
これでは、何処までピンとが合っているのか写真が出来上がるまで分からず、被写界深度の調整にはそれなりの経験が必要になってしまいます。
そこで被写界深度を確認するために用意された機能がプレビューボタンです。(機種によっては、この機能がないカメラもあります。)
絞った状態で、このプレビューボタンを押すと絞り羽が閉まりファインダーの映像が暗くなります。
小さいファインダーに暗い映像と少々分かり難いのですが、おおよそピントの合っている範囲を確認できます。
参考までに、プレビューボタンを押さないでファインダーで見た映像を写真にしたいなら、絞りを開放で撮ればいいことになります。

今回はここまでです。(次回も引き続き被写界深度の説明です。)
それでは、(^^)/~~~

ニコンがフィルムカメラから撤退!?

「エッ! ニコンがフィルムカメラから撤退!?」
産経WEB(1/13)の記事を見てちょっとビックリ、そして残念です。
私は現在キャノンユーザーですが、今でもカメラなら老舗ブランド・ニコンかキャノンと思っていますから、そのニコンが・・・。
ニコンがフィルムカメラから撤退するという噂は以前からあったそうですが、その噂通りになってしまいました。
ただ、今カメラといえば主流はデジタル、フィルムカメラを買う人は減る一方なのでしょう。
そう言う私も、フィルムカメラを持ち出す機会は激減し、もし新たにカメラを買うとしてもフィルムカメラを選択肢に入れることは無く、残念なことですが、これも時代の流れと言われるものなのでしょう。

シャッター速度と描写 (2)

今回は流し撮りとバルブ(長時間露光)について説明します。

<低速シャッター>(流し撮り)
流し撮りのイメージ 流し撮りとはメインの被写体を追いかけながら(低速シャッター速度で)シャッターを切る撮影方法です。
メインの被写体はあまりぶれませんが背景は大きくぶれるので躍動感が一層きわだちます。
背景を大きくぶらしたい時は低速に、ある程度背景が分かるようにするには高速に、シャッター速度を調整します。
前回も説明しましたが、ぶれの大きさはレンズの焦点距離、被写体までの距離、被写体の移動速度で変わってきます。
目安としては1/15~1/60程度で始めてみるといいでしょう。
ただし、これも程度があり背景を大きくぶらしたいからと言って、低速にしすぎるとメインの被写体まで大きくぶれてしまうので程々にして下さい。
参考までに、撮影例にも掲載しましたが、流し撮りの練習をするなら白鳥がお勧めです。
ただし、少し寒いので寒がりの人はダメかもしれませんが・・・。

撮影例
<白鳥>
白鳥 Camera:Canon EOS 20D(デジタル)
Lens:Canon EF100-400mm(200mm)
ISO:400(評価)
T:1/200 A:F10 手持ち



<バルブ(長時間露光)>

バルブ(長時間露光)のイメージ 少し特殊な用途ですが、花火、星、夜景などを撮影する場合に使用します。
シャッターを開いている分だけ露光するので、微量な光の星の軌跡も撮影できます。
ただし、このバルブ撮影はAEが使えませんので露出(絞りと撮影時間)はマニュアルで設定することになります。
また、三脚とレリーズ(リモートスイッチ)も必要です。
参考までに、花火の撮影はAEが使えなくても、三脚とレリーズさえあれば、誰でも簡単に撮影できます。
これについては、花火のシーズンが近付いてきた時に改めて説明します。(ただし、このブログが続いていればの話ですが・・・)

撮影例
<花火>
花火 Camera:Canon EOS 1V(フィルム)
Lens:Canon EF28-70mm(不明)
ISO:100(マニュアル)
T:バルブ(15秒位?) A:F8 三脚
※リバーサルフィルムからスキャン

<都市光>
都市光 Camera:Canon EOS 1N(フィルム)
Lens:Canon EF20-35mm(不明)
ISO:400(マニュアル)
T:バルブ(20分位?) A:F4.0? 三脚
※リバーサルフィルムからスキャン

<円周運動>
円周運動 Camera:Canon EOS 1N(フィルム)
Lens:Canon EF28-70mm(不明)
ISO:400(マニュアル)
T:バルブ(20分位?) A:F4.0? 三脚
※リバーサルフィルムからスキャン

※撮影データについて
Camera:使用カメラ(フィルム/デジタル)
Lens:使用レンズ(撮影時の焦点距離)
ISO:ISO感度(測光方式)
T:シャッター速度(露出補正) A:絞り値(露出補正) 手持ち/三脚
(注意)デジカメの撮影データはExif情報ですが、画像はブログ用に画像編集ソフトで明るさ、コントラストなどを調整していますので、撮影データと掲載画像は必ずしも一致しません。
フィルムカメラで撮影した写真には記録が無いので、「あやふやな記憶」+「感」で記載しています。

それでは、(^^)/~~~

シャッター速度と描写 (1)

噴水のしぶきが空中で静止している写真、渓流の水が雲のように流れる写真を見たことがあると思います。
これらは写真ならではの描写(表現)で、撮影した本人ですら同じには見えていないのです。
では、「見えていないのなら偶然できた写真?」というと決して偶然ではありません
プロ、ベテランは出来上がりの写真をイメージしてシャッター速度や絞りを決めています。
「へぇー、さすがプロ」と感心ばかりしてないで下さい。
アマチュアでもこのような写真を撮れるのですから!

シャッター速度については馴染みがあると思いますのでイラストで簡単に説明します。
それと見本とは言えない写真ですが、撮影データと共に掲載しますので参考にして下さい。

<高速シャッター>
高速シャッターで撮影したイメージ 動く被写体をピタッと写し止めたい場合などに使用します。
ところで、ここで少々厄介なのが「それじゃ何秒にすればいいの?」と聞かれることです。
「ずばり1/xxx秒です」と言いたい所ですが、写し止める(ぶれの大きさ)は使用レンズ(焦点距離)、被写体までの距離、被写体の速さで違うので一概に「1/xxx秒で撮ればOK」とは言えません。
「それなら1/8000秒とかカメラの最速のシャッター速度にすれば!?」
確かにそれは止めるという観点では確実な方法なのですが、むやみにシャッター速度を上げても効果は変わりませんし、逆に被写界深度(ピントの合う範囲)が浅くなるので、あまりいい方法とも言えません。
強いて目安をいうなら、運動会など走る子供の姿を200mmレンズを使用し撮影者が静止した状態で撮るなら1/500秒~でぶれることはないと思いますが・・・?

撮影例
<取材ヘリ>
取材ヘリ Camera:Canon EOS D60(デジタル)
Lens:Canon EF100-400mm(400mm)
ISO:400(中央部重点平均)
T:1/500 A:F13 手持ち

<水踊る>
水踊るCamera:Canon EOS D60(デジタル)
Lens:Canon EF28-135mm(65mm)
ISO:200(中央部重点平均)
T:1/500 A:F13(+0.5) 手持ち


<低速シャッター>

低速シャッターで撮影したイメージ 動く被写体を意識的にぶらして躍動感、流動感間を表現したい場合に使用します。
背景はぶれませんが、動いているメインの被写体はぶれます。
ただし、あまり低速にすると背景までぶれてしまいます。
背景がぶれるのはカメラ(手や体)が動くことが原因で、このようなぶれを「手ぶれ」といいます。
手ぶれはシャッター速度に関係なく、手持ちであれば多かれ少なかれぶれているのですが、低速シャッターの場合、そのぶれが写真に顕著に現れます。
手ぶれを簡単に防ぐ方法の一つはシャッター速度を上げる(高速にする)事です。
一般的に手ぶれしない目安として「1/レンズの焦点距離より早いシャッター速度で撮れ」と言われています。
例えば200mmレンズを使用しているなら1/200秒や1/250秒ですが、個人差もありますから絶対安全とはいえません。
そして撮る時はなるべく体を安定させ、肘を閉め、息を止め、そして優しくシャッターを押します。
この時、木や壁などに体を寄せ掛けたり、しゃがんで膝を立てその上に肘を立てて撮るのも手ぶれを防ぐ方法です。
それでも今回のように低速シャッターで撮りたい場合は、三脚 + レリーズ(リモートスイッチ)、一脚等を使用します。

焦点距離の話が出ましたので、デジカメユーザー向けに注意を言っておきます。
レンズに表記されている焦点距離は35mmフィルムカメラの場合であって、一部の機種を除きデジカメで使用した場合、フィルムとセンサーの大きさの違いからレンズの焦点距離が長くなります。
例えばCanon EOS Kissの場合は焦点距離が1.6倍になります。
1.6倍ということは100mmが160mmに、200mmは320mmになりますので、シャッター速度の選択には注意して下さい。
(カタログ、製品仕様などに「35mm換算でxxxmm」と記載されています。)

撮影例
<ページェント>
ページェント Camera:Canon EOS D60(デジタル)
Lens:Canon EF28-70mm(70mm)
ISO:400(中央部重点平均)
T:1/10 A:F5.6 三脚使用

<滝>
滝 Camera:Canon EOS D60(デジタル)
Lens:Canon EF17-35mm(17mm)
ISO:200(中央部重点平均)
T:1/4 A:F11(-1.0) 三脚使用

※撮影データについて
Camera:使用カメラ(フィルム/デジタル)
Lens:使用レンズ(撮影時の焦点距離)
ISO:ISO感度(測光方式)
T:シャッター速度(露出補正) A:絞り値(露出補正) 手持ち/三脚
(注意)デジカメの撮影データはExif情報ですが、画像はブログ用に画像編集ソフトで明るさ、コントラストなどを調整していますので、撮影データと掲載画像は必ずしも一致していません。
フィルムカメラで撮影した写真には記録が無いので、「あやふやな記憶」+「感」で記載しています。

次回はシャッター速度と描写の続きで、「流し撮りとバルブ撮影」です。
それでは (^^)/~~~

標準露出とAE(自動露出) (3)

イメージゾーン カメラによってはTV、AV、Pなどのほかにイメージゾーン(シーンセレクト)があると思いますが、それらについて簡単に説明します。(Canon EOSの場合、シーンセレクトはモードダイヤルで選択します)

イメージゾーンはスポーツ、ポートレート、風景などシチュエーション毎にカメラが最適なシャッター速度、絞りを設定するモードです。
全自動モードをオールラウンドプレーヤーとするなら、イメージゾーンはさながらスペシャリストといったところです。イメージゾーンはシチュエーション毎にプログラムがその場に合わせた最適なシャッター速度、絞り、例えばスポーツ撮影なら高速シャッター、風景撮影なら絞り込むなどを自動で設定します。
「それならTV、AV、Pとさほど変わらないのでは?」
いえ、イメージゾーンの便利なところはシャッター速度、絞り以外にも、AF(AutoFocus:オートフォーカス)モード、ドライブ(一枚撮影、連続撮影)、測光モードもカメラが設定してくれる至れり尽くせりの機能です。
「それならTV、AV、Pよりイメージゾーンで撮った方が上手く撮れる?」
確かにあまり悩まなくても綺麗な写真を撮ることができますが、それは言い換えればカメラの撮った一般的な写真で自分の表現などを入れる余地はありません。
こう言っては少し語弊があるかもしれませんが、入門者用、若しくは、あまり面倒な事を考えたくない人に打って付けの機能です。
ただし、イメージゾーンはシーンの選択を誤ると全自動モードで撮ったより悲惨な結果を招くことがありますので注意して下さい。
参考までにCanon EOSでは「イメージゾーン」に対して、AV、TV、Pなどを「クリエイティブな応用撮影ゾーン」と呼んでいます。
次回からのテーマは、クリエイティブに必要な「シャッター速度、絞りと描写」です。
それでは、(^^)/~~~

標準露出とAE(自動露出) (2)

(前回からの続きです)
キャノンEOSのモードダイヤルの位置 一眼レフカメラには自分なりの表現をするのに便利な機能があります。
それがモードダイヤルにあるTV、AV、PなどのAE(自動露出)です。
これらは全てAEですから、どのモードを使用しても標準露出が得られますが、被写体によって使い分けるとより快適に撮影できるでしょう。


・TV(TimeValue:タイムバリュー):シャッター速度優先AE

撮影者がシヤッター速度を選択すると、カメラが標準露出に合わせ絞りを設定します。
グラフを例にすると、シャッター速度を1/250に設定すると、絞りはF4になります。
被写体を変えても、明るさが変わっても設定したシャッター速度は変わらず、絞りだけが標準露出に合わせて変わります。
スポーツや動物、滝など動きのある被写体の瞬間を写し止めたり、逆にぶらして流動感、躍動感を表現したりする場合など、シャッター速度を設定(優先)して撮る場合に適しています。
(Canon EOSの場合は、電源を切ってもその値が保持されます)

・AV(ApertureValue:アパチャーバリュー):絞り優先AE
撮影者が絞りを選択すると、カメラが標準露出に合わせシヤッター速度を設定します。
グラフを例にすると、絞りをF4に設定すると、シャッター速度は1/250になります。
TVとは逆に明るさが変わっても設定した絞りは変わらず、シャッター速度だけが変わります。
ポートレートで背景をぼかしたり、風景をパンフォーカス(※1)にする場合など、絞りを設定(優先)して撮る場合に適しています。
(Canon EOSの場合は、電源を切ってもその値が保持されます)
※1パンフォーカス:近影から遠景までピントの合った写真

・P(Program):プログラムAE
標準露出のシヤッター速度と絞りの組み合わせを撮影者が選択するモードです。
グラフを例にすると、「絞り=F4、シャッター速度=1/250」「絞り=F8、シャッター速度=1/60」「絞り=F16、シャッター速度=1/15」の中から選択します。
例えば、最初に(カメラによって)設定された露出が「絞り=F4、シャッター速度=1/250」だったとします。
「もう少し被写界深度(※2)が深い方がいいかな?」と思える場合は、ダイヤルで「絞り=F4、シャッター速度=1/250」=>「絞り=F8、シャッター速度=1/60」に変更(シフト)させることができます。
AV、TVの両方の使い方ができますが、最初に表示されるシャッター速度と絞りの組み合わせは毎回カメラ任せになります。
※2被写界深度:ピントの合う範囲のことです。

これら(TV、AV、P)のモードは操作性を向上させるための機能ですから、どのモードを使用しても同じ露出を選択することが可能です。
ただし、TV、AVを使用しても選択したシャッター速度、絞り、光の状況によっては標準露出で撮影できない場合があります。
例えばTVモードでは、暗い場所で高速シャッター速度を選択したり、明るい場所で低速シャッター速度を選択したりすると絞りが対応できず露出アンダー、露出オーバーになってしまいます。
同様にAVモードでも、明るい場所で絞りを開くとシャッター速度が対応できず露出オーバーになってしまいます。
では、(AVモードで)逆に絞り込んだ場合は露出アンダーになるかと言うと、必ずしも露出アンダーにはなりません。
それは、シャッター速度には最大30秒(CanonEOSの場合)までの長時間露光があるからです。
しかし、手持ちで撮影できるのは30秒はおろか50mmレンズでも1/60秒前後が限界でしょう。
AEだから大丈夫と気を抜かず、ファインダーのシャッター速度、絞りは常にチェックするように心がけましょう。

キャノンEOSの露出警告 Canon EOSではシャッター速度、絞りが対応できない場合、ファインダー内の絞り(またはシャッター速度)が点滅します。
対応としては点滅しない絞り(またはシャッター速度)に変更したり、デジカメならISO感度を調節するなどします。
これらについてはまた別の機会に説明します。

最後にWEBで公開されているカメラカタログからメーカー毎の主なAEの名称を調べてみました。

<キャノン>
P:プログラムAE
TV:シャッター優先AE
AV:絞り優先AE
M:マニュアル露出

<ペンタックス>
P:プログラム自動露出
TV:シャッター優先自動露出
AV:絞り優先自動露出
M:マニュアル露出

<ニコン>
P:マルチプログラムオート
S:シャッター優先オート
A:絞り優先オート
M:マニュアル

<オリンパス>
P:プログラム撮影
S:シャッター優先撮影
A:絞り優先撮影
M:マニュアル撮影

名称は多少違っても、記号はキャノンとペンタックス、ニコンとオリンパスが同じになっていました。

それでは、(^^)/~~~

目次

初めての一眼レフカメラ 目次

<はじめに>
・このブログについて
・プロローグ
・一眼レフで何を撮る

<基本編>
・カメラの扱い方
・ カメラの手入れ
・ 一眼レフカメラの構造
・オートフォーカス (1) ・〃(2)
・フォーカスロック
・動く被写体を撮るコンティニュアスAF
・AE(自動露出)
・シャッターの働き
・ 絞りの働き(1) ・ 〃(2)
・ 標準露出とAE(自動露出) (1) ・〃(2) ・〃(3)
・AEと測光方式
・シャッター速度と描写(1) ・〃(2)
・絞りと描写 (1) ・〃(2) ・〃 (サンプル画像)

<フィルム編>
・フィルムの基本 (1)
・フィルムの基本 (2) ISO感度と階調・粒状性の関係
・フィルムの基本 (3) ISO感度と露出(絞りとシヤッター速度)の関係
・フィルム装着の仕方と注意
・フィルムの保管方法
・ネガとポジ
・もっとネガフィルムを楽しむために
・リバーサルフィルムへ挑戦 (1) ・〃(2)

<ステップアップ>
・露出補正 でも、その前に(露出計)
・反射光式露出計の露出と補正
・露出インジケーター
・厄介な補正量
・活用したいAEB(Auto Exposure Bracketing:自動段階露出)
・ヒストグラム

<とりあえず撮ってみたい>
・走る車を撮りたい(置きピン)
・花を撮る(クローズアップ撮影、マクロ撮影)

<その他>
・2台目の一眼レフカメラ
・年末ジャンボが
・ニコンがフィルムカメラから撤退!?
・白黒、カラーネガからリバーサルフィルムへ
・これがシャッター!?
・ピントが合わない!?
・影鳥海に挑戦!?
・頼まれた写真となると・・・
・懐かしのOM-1
・デジタル写真の保存

<付録>
・用語説明と索引
・シャッター速度と絞り

標準露出とAE(自動露出) (1)

シャッター、絞りの基本的な仕組みと働きが分かったところで、標準露出の説明をします。
標準露出とは写した風景や人などが写真に綺麗に再現できる露出をいい、この標準露出を自動で設定してくれるのがTV、AV、PなどのAE(自動露出)です。
露出はシャッター速度と絞りの組み合わせで決まりますが、どちらも可変ですから露出の組み合わせは一つではなく複数存在します。

標準露出とシャッター速度、絞りの関係 グラフは標準露出を表したもので、X軸が露出時間、Y軸が絞りです。
「絞り=F8、シャッター速度=1/60」で標準露出になる被写体があった場合、「A.絞り=F4、シャッター速度=1/250」「B.絞り=F16、シャッター速度=1/15」とも標準露出になることを表しています。
それぞれ言い換えると「A.絞りを開いて(光量を多くして)、短時間で(シャッター速度を早めて)撮る」、「B.絞りを絞って(光量を少なくして)、長時間で(シャッター速度を遅くして)撮る」になります。

こんなカップがあったら グラフが苦手と言う人の為に、別の例で説明します。
左のイラストのような、標準露出のメモリの付いたカップに水(露出)を貯めるとします。
※標準露出を超えると露出オーバー、下回ると露出アンダーです。

標準露出まで水を貯めるにはA.蛇口を大きく開いて素早く貯める。

B.蛇口を小さく開いてゆっくり貯める。
「そんなの結果はどっちでも一緒でしょ!? それなら標準露出は一つあれば十分なのでは!?」
確かに露出を水に例えるとA、Bとも結果は同じになりますが、写真は違います。
シャッター速度、絞りの違いは写真の描写(表現)に現れます。
例えば同じ被写体を同じ構図で撮影したとしてもシャッター速度、絞りの違いで、出来上がった写真から受けるイメージは全く違ったものになる場合があります。
標準露出の組み合わせが複数あるのは面倒なところもあるのですが、シャッター速度、絞りを選んで自分なりの表現が楽しめるのは一眼レフカメラの大きな魅力の一つです。

この続きは次回に。 それでは、(^^)/~~~

年末ジャンボが・・・

新年明けましておめでとうございます。
m(__)m
新年早々年末ジャンボへ託したNew Model(カメラ) Getの願いは夢に消えてしまいました。
まぁー年末ジャンボに関して言えば今年に限ったことではないのですが、かすりもしないのが悲しい・・・。
それでは、今年もよろしくお願いします。
m(__)m

p.s.
2006年は1/4スタートの予定です。

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