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フィルムの基本 (3) ISO感度と露出(絞りとシヤッター速度)の関係

今回はISO感度と露出(絞りとシヤッター速度)の関係です。

まずISO感度は、ISO64、125、160などひねくれた(?)半端な感度のフィルムありますが、多くは25、50、100、200、400、800、1600、3200と数値が2倍になっています。
前々回の説明で、ISO感度は光を感じる度合いを表す数値と説明しましたが、ISO感度の数値だけでは違いを実感できないと思いますので、その違いを絞りとシャッター速度に置き換えて説明します。
そこで思い出していただきたいのが「段」です。
シャッター速度・絞りと段
この図は以前の説明で使用したものですが、思い出していただけましたか?
ISO感度の数値の2倍は、絞り、またはシャッター速度の1段分に相当します。
下の表は、ISO100、絞りF8、シャッター速度1/60秒を標準露出とした場合、ISO感度毎の絞りとシャッター速度の対応を表しています。
ISO感度と露出
例えば 絞りをF8に固定した場合、ISO200での露出(シャッター速度)は1/125秒、ISO400では1/250秒、ISO800では1/500秒になります。
またシャッター速度を1/60に固定した場合は、ISO200での露出(絞り)はF11、ISO400ではF16、ISO800ではF22になります。

ところで、これらの事から「それじゃ、高速シャッターの可能な高感度のフィルムを持っていればいいのかな?」と思っていませんか?
確かに暗い状況では高感度フィルムは真価を発揮しますが、階調、きめ細やかさでは低感度フィルムに劣ります。
また、絞り開いて背景をぼかしたくても、明るい場所ではシャッタースピードが対応できない場合もあります。
デジタルカメラであれば、その場の状況、被写体に応じて変更することが可能ですが、フィルムカメラの場合はフィルムを換えることになります。
あらかじめ、プリント時のサイズ、撮影時の状況を考えて(予想して)フィルムを選択しましょう。

でも、世の中そうそう予想通りに行くとは限りません。
そこで、ちょっとした対応策を紹介しておきます。

まず、高感度フィルムを使用したとき、シャッター速度を最速にしても明るすぎて絞りを開けられない場合、NDフィルターを使うという方法があります。
NDフィルターとは色を変えず明るさを落とす(暗くする)フィルターです。

次に、明るさが足りずスローシャッターになってしまう場合の対応ですが、フィルム現像時に増感処理する方法があります。
増感は感度を1段~2段程度あげるように現像することで、例えばISO100のフィルムをISO200の感度なるように現像することです。
この方法はフィルム単位で行うので、フィルムの途中、例えば10枚目以降からISO200にするといった事はできません。
その手順ですが、まずフィルムを装着するとカメラがフィルムパトローネ(フィルムのケース)のDXコードを読み取って自動的にISO感度と撮影枚数を設定します。(DXコード:幾つか長方形に金属が出ている部分で、カメラはこの情報を読み取ります。)
次にカメラが自動設定したISO感度を手動で変更します。
例えばISO100をプラス1段増感するならISO200に変更します。
(ISO感度の変更方法はカメラの説明書を読んで下さい)
その後は通常通り撮影して構いません。
そして忘れてならないのが、このフィルムを現像に依頼する時、「プラス1段(ISO200)に増感して下さい」と伝えることです。
以上が増感する場合の手順です。

ただし、増感は画質を低下させたり、なかには増感に対応できないフィルム、増感に応じてくれないラボ(現像所)もあるので、あまりお勧めとは言えません。
でも、非常手段として覚えておけば、いつか役に立つ時があるかもしれませんね。

最後におまけを一つ。
フィルムは途中で換えられないといいましたが、APSカメラでMRC機能を備えたカメラの場合は例外です。
MRC(ミッドロールチェンジ)機能とは、撮影途中のフィルムを巻き戻し別のフィルムを装着して撮影した後でも、取り出した撮影途中のフィルムを再度装着して撮影を継続できる機能です。
是非一眼レフにも欲しい機能ですね!

それでは、今回はこれで終了です。
(^^)/~~~

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