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露出インジケーター

ファインダーにはシャッター速度、絞り以外にインジケーター(目盛り)が表示されています。
露出補正をしない人は、あまり注意して見たことがないと思いますが、このインジケーターは露出インジケーターや露出レベルと呼ばれるもので「カメラが算出した適正露出」と「表示されているシャッター速度と絞りから得られる露出」の差を表しています。
モデルによって違いますが、露出インジケータの範囲は-2~+2EV、または-3~+3EVで、刻みは1/3、または1/2になっています。
1/3、1/2を見て何か思い出しませんか?
これはAEで説明した段(ステップ)に対応しています。
露出インジケーター ex1 露出インジケータは、カメラ(AE)が算出した適正露出と一致している時は0を指しています。
日中屋外で、P(プログラムAE)で撮るなら0以外をさすことはほとんど無いでしょう。

しかしAEを使用していても、状況次第では0以外を指す事があります。
露出インジケーター ex2 例えば、TVモードで室内撮影した時、絞りが点滅した経験はありませんか?
この時、インジケーターはマイナスを指していたはずです。
仮に
・AE=TVモード(シャッター速度優先AE)
・使用レンズの開放値=F3.5
・シャッター速度=1/250
・絞り(AE)=F3.5(点滅)
・露出インジケーター=-0.5(-1/2段)
であったとするなら、このシャッター速度と絞りから得られる露出はカメラが算出した適正露出より0.5段分露出が不足していることを意味しています。
つまりカメラは適正露出を「シャッター速度=1/250、絞り=F2.8」と算出したのです。

整理するとインジケーターは
==> 「カメラが算出した適正露出」と「表示されているシャッター速度と絞りから得られる露出」の差
==> 絞りF2.8とF3.5の差
==> -1/2段(-0.5)
を指しているのです。
※シャッター速度、絞りの間隔(段)の一覧を付録・シャッター速度と絞りとして掲載しました。
また露出オーバーの時も同様で、インジケーターにはカメラが算出した適正露出との差が(プラス側に)表示されます。
これで露出インジケーターの見方が理解いただけたと思います。
ところで、なぜ露出インジケーターの説明が出てきたかというと、露出補正はこの露出インジケーターで補正の方向、量を確認するからです。
露出補正は通常のシャッター速度・絞りの選択とは違い、補正量で指定し、その情報が露出インジケーターに表示されます。
もちろん、補正量・正方向に連動してシャッター速度・絞りが変わります。
シャッター速度、絞りのどちらが変わるかは、選択しているAEで違います。
普通、TV(シャッター速度優先AE)の場合は絞りが変わり、AV(絞り優先AE)の場合はシャッター速度が変わります。
一度カメラ添付のマニュアルを確認して下さい。

この続きは次回に! 

<おまけ>
「TVモードで室内撮影した時、絞りが点滅した経験はありませんか?」の補足です。
この場合、使用レンズの開放値がF3.5よりも明るいレンズ、例えばF2.8ならこのような状態にはなりません。
絞りがF2.8に設定され、適正露出になります。
また、TV(シャッター速度優先AE)モードでなくAV(絞り優先AE)モードでも同様です。
なぜなら、絞りがF3.5でもカメラがシャッター速度を1/180に設定するので適正露出になります。

参考までに、(標準反射率の被写体を)露出アンダー(露出不足)の状態でシャッターを切ると暗めの写真になり、露出オーバー(露出過度)の状態でシャッターを切ると明るい写真になります。
その度合いは、露出インジケーターの差が大きいほど暗い(黒っぽい)、または逆に明るい(白っぽい)写真になります。

(^^)/~~~

付録 シャッター速度と絞り

参考までにキャノンEOSのファインダーに表示されるシャッター速度と絞りを掲載します。
(※実際の表示は 1/8000==>8000、1.5==>1'5等と表示されます)

<シャッター速度 1段>
1/8000、1/4000、1/2000、1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、0.5、1、2、4、8、15、30、・・・

<シャッター速度 1/2段>
1/8000、1/6000、1/4000、1/3000、1/2000、1/1500、1/1000、1/750、1/500、1/350、1/250、1/180、1/125、1/90、1/60、1/45、1/30、1/20、1/15、1/10、1/8、1/6、1/4、1/3、0.5、0.7、1、1.5、2、3、4、6、8、10、15、20、30、・・・

<シャッター速度 1/3段>
1/8000、1/6400、1/5000、1/4000、1/3200、1/2500、1/2000、1/1600、1/1250、1/1000、1/800、1/640、1/500、1/400、1/320、1/250、1/200、1/160、1/125、1/100、1/80、1/60、1/50、1/40、1/30、1/25、1/20、1/15、1/13、1/10、1/8、1/6、1/5、1/4、0.3、0.4、0.5、0.6、0.8、1、1.3、1.6、2、2.5、3.2、4、5、6、8、10、13、15、20、25、30、・・・

<絞り 1段>
1.0、1.4、2.0、2.8、4.0、5.6、8.0、11、16、22、32、・・・

<絞り 1/2段>
1.0、1.2、1.4、1.8、2.0、2.5、2.8、3.5、4.0、4.5、5.6、6.7、8.0、9.5、11、13、16、19、22、27、32、・・・

<絞り 1/3段>
1.0、1.1、1.2、1.4、1.6、1.8、2.0、2.2、2.5、2.8、3.2、3.5、4.0、4.5、5.0、5.6、6.3、7.1、8.0、9.0、10、11、13、14、16、18、20、22、25、29、32、・・・

※シャッター速度、絞りの1/2、1/3の太字は1段を表しています。

AEと測光方式

(このブログを続きで読まれている方には申し訳ありませんが、基本編に割り込ませてもらいます。)
カメラには幾つかのAE(シャッター優先AE、絞り優先AE、・・・)がありますが、そのAEが露出決定をするための重要な情報源となる測光方式(被写体の明るさの測り方)について説明します。

<主な測光方式と概要>

1.評価測光
評価測光(分割測光) 評価測光はメーカーによって分割測光、マルチパターン測光、デジタルESP測光とも呼ばれ、画面を幾つかに分割し各々の明るさを総合的に判断して露出を決める方式です。
ほとんどのモデル(カメラ)はAFフレーム(フォーカスエリア)と連動して露出を決めるので、逆光など明暗差の大きい場合でも比較的安定した露出が得られます。
つまりピント(AFフレーム)が合った部分をメインの被写体と解釈し、その部分とそれ以外の明るさから被写体の状況を推測して露出を決めます。
この測光方式はメーカー各社が力を入れる部分で、分割数、形状はメーカー/モデルで違います。
また露出算出のプログラムには多数の写真から得た情報やプロカメラマンのノウハウが組み込まれているそうです。
初心者や露出補正などあまり面倒なことを考えたくない人に打って付けの測光方式といえるでしょう。
 

2.中央部重点平均測光(中央部重点測光)
中央部重点平均測光 画面の中央部に重点を置いて露出を決める方式です。
評価測光はAFフレームに連動し重点となるエリアが変わりますが、中央部重点平均測光の測光の中心は画面中央部になります。
また名前が示すように中央部を重点にするので、そこから離れるに従い露出に与える影響は小さくなります。
この測光方式は比較的単純なので、カメラの考え方(露出傾向)が推測しやすく、露出補正を多用するベテランなどに使われることが多いようです。
参考までに私も風景などを撮影する場合は中央部重点平均測光です。
 

3.部分測光
部分測光(スポット測光) 画面の一部の明るさから露出を決定する方式です。
スポット測光とも呼ばれますが、部分測光の中でも測光範囲がより狭い(小さい)ものをスポット測光と呼ぶ事が多いようです。
部分測光は、画面の一部分だけの明るさから露出を決めるので、明暗差が大きい場合、例えば逆光で人物を撮る時などに威力を発揮します。
ただし、部分測光は測光範囲以外の明るさを無視するので、測光ポイント(範囲)が適切でないと悲惨な結果になります。
これは中央部重点平均測光でも同じことですが、測光ポイントは反射率・18%グレーが基準になります。
また、運良く18%グレーのポイントがあったとしても、周囲の明るさと不自然にならないように露出補正も必要ですから、露出補正をマスターしてから挑戦した方がいいでしょう。
正直なところ私も部分測光については、ほとんど使う機会が無く上手く撮れる自信もありません。
当面、逆光の場合は評価測光、明暗差が大きい場合は評価測光&ストロボ(フラッシュ)が無難と思います。
※反射率・18%グレーについては、露出補正の記事を参照して下さい。
 

<どの測光方式を使えばいいのか>

以上で説明は終りですが、「どの測光方式を使えばいいの」と質問されそうです。
そんな事を考えた人は初心者とお見受けし、迷わず「評価測光(分割測光)」をお勧めします。
多くの場合、当たり外れのない写真を撮れるはずです。
特にネガカラーフィルムと評価測光の組み合わせなら、まず露出による失敗写真は無いでしょう。

次にリバーサルフィルムへの挑戦を考えている人、特に風景を撮る人には中央部重点平均測光をお勧めします。
これは評価測光がダメという事ではありません。
リバーサルフィルムを使うとなれば露出補正をする機会が増えてきますが、中央部重点平均測光は露出傾向を把握しやすく、これから露出補正を習得する人に打って付けの測光方式です。
ただ、これはじっくり落ち着いて撮れる場合であって、動く被写体など背景や光がめまぐるしく変化する状況では評価測光をお勧めします。
まぁー、私がそうなのですが、被写体を追いかけることに目一杯で、とても露出の事まで頭が回りません。
被写体やその場の状況に応じて使い分けて下さい。

それでは (^^)/~~~

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