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花を撮る・・・マクロ撮影

マクロ撮影 マクロ撮影(クローズアップ撮影、接写)の定番といったら、やはり花でしょう。
普段見慣れた花でも、アップにするとまた違った表情を見せてくれます。
と、言うわけで今回は花のマクロ撮影に必要、あると便利なアクセサリーを紹介します。
(*は、文末に簡単な用語説明を載せました。)
 

まずは、「とりあえずちょっと撮ってみようかな!?」編です。

1.マクロ機能付レンズ、またはクローズアップレンズ
「手持ちのレンズにマクロ機能はないし、マクロレンズを買うのも・・・」
とりあえずマクロ撮影がどんなものか試してみたいと言う方は、クローズアップレンズを購入するといいでしょう。
名前にレンズとありますが、見た目も使用法もフィルターと同じでレンズ先端に装着して使用するアクセサリーです。
値段もレンズに比べたらはるかに安価です。
倍率など様々なタイプがあります。こちらを参考にして下さい。
また同じようにレンズの撮影倍率*1を上げる(最短撮影距離*2を短くする)アクセサリーにエクステンションチューブ(接写用中間リング)があります。
ただし、こちらはクローズアップレンズより高価になります。(クローズアップレンズ、エクステンションチューブは倍率ごとに幾つかタイプがあります。)

これだけでもクローズアップ撮影を楽しむことができますが、等倍撮影*3など本格的なマクロ撮影を楽しむなら、やはりマクロレンズ、三脚が必要です。
続いては、「本格的に始めてみるか!!」編です。

1.マクロレンズ(マイクロレンズ)
もしマクロレンズを購入するなら等倍撮影できる物がいいでしょう。
焦点距離は50mm、100mm、200mmなどありますが、私は被写体とある程度の距離(ワーキングディスタンス*4)が取れる100mmを使っています。
もし昆虫なども撮影するなら焦点距離の長い200mmもいいでしょう。
ただし、値段も高くなります。
どの道、購入には用途(対象とする被写体)、製品仕様(倍率、最短撮影距離)、価格、使用頻度、携帯性(重さ、大きさ)などを考えて決めて下さい。

2.ローポジション可能な三脚とレリーズ(リモートスイッチ)
マクロレンズで本格的にマクロ撮影するなら三脚は必須です。
構図をじっくり作るためにも必要ですが、それ以前に等倍撮影など高倍率撮影では被写界深度が極端に浅く、体のわずかな揺れでピンぼけになるからです。
また被写体が低い位置にある事が多いのでローポジション可能な三脚がいいでしょう。
これは別の機会に説明しますが、エレベーターが長いとあまり低位置にできません。

3.マグニファイヤー
被写体(ファインダー中央部)を拡大してみるアクセサリーです。
ファインダーの映像を拡大できるので、微妙なピント合わせが楽に行えます。
マグニファイヤー 1
マグニファイヤー 2

4.アングルファインダー
被写体(ファインダー)をカメラの上部から覗く為のアクセサリーです。
これがあると地面に近い低位置の被写体を寝そべらなくても確認できます。
マグニファイヤーの機能を兼ねたタイプもあります。
アングルファインダー 1
アングルファインダー 2

5.レフ版
クローズアップに限った物ではありませんが、暗部に光を回したり、影を弱めたりするアクセサリーです。
モデル撮影ではキャッチアイを出すのにも使われるアクセサリーですが、クローズアップ撮影の場合は小型の物でOKです。
カメラのレンズに取り付けるタイプもあります。
※白いアクリル板、またはアルミホイールを張っても代用できます。

6.ソフトフィルター
被写体の明部(ハイライト部)をにじませるフィルターで、被写体をソフトに演出できます。
この類のフィルターは種類が多く、ソフトン、フォギー、デュート、フォグ、ディフュージョン・・・などの商品名で販売されています。

7.霧吹き
これはカメラ用品ではありませんが、花を朝露に濡れたように演出できます。

8.アクリル板、クリアケースなど
黒なら背景、白ならレフ板、半透明なら遮光板、ディフューザー(拡散板)になります。
ただし、ここまでくるとアシスタントが必要かも・・・?
※ディフューザー(拡散板):ストロボ光(フラッシュ光)や直射日光を拡散するアクセサリーで、光源からの光を拡散し柔らかい光にすることで、テカリを抑えたり、影を弱めたりします。

機材が揃えば後はモデル探しですが、野山を歩く人なら花探しに苦労はないでしょう。
街中で花を探すとなると公園になりますが、公園で三脚を立てるのは少し恥ずかしい・・・。
そんな人にはテーブルフォトをお勧めします。
花は用意しなければなりませんが、花をテーブルに載せれば普通の三脚が使える、花の向きを自由に変えられるなどセッティングは屋外より室内のほうが容易です。

さて、後は撮影するだけですが、私ではありきたりの事だけでいいアドバイスをできそうにありません。
ご自分で創意工夫なさってください。
でも、・・・。
ありきたりのことだけですが付け加えておきます。

・被写界深度(絞り)
絞りの働きでも説明しましたが、被写界深度は被写体に近付けば近付くほど浅くなり、特に等倍撮影で絞りを開放にするとその範囲はmm(ミリ)単位になります。
プレビューボタン(絞込みボタン)でボケを確認しながら絞りを選んで下さい。

・ピント位置
被写界深度が浅い状況では、ピント位置は非常に重要です。
花を撮るにしてもメシベ、オシベ、花びらなどピントの位置によって主題が変わります。

・光の向きと質(強さ)
自生する花の場合は、順光、斜光、逆光など光の向きを自由に変えられないことが多いのですが、光の質(強さ)なら「光が足りない時はレフ板を使う」、「強すぎる時はディフューザーを使う」などしてある程度はコントロールできます。
例えば直射日光で白い花を撮ると、コントラストが高く花のディテールが失われてしまうことがあります。
そんな時は半透明のアクリル版等をディフューザーに使って光を拡散すれば再現できることもあります。

・被写体ぶれ
屋外で撮影するとき、厄介なのが風による被写体ぶれです。
被写界深度を深くするため絞り込むと、当然のことながらシャッター速度は遅くなります。
高倍率撮影ではぶれも拡大されるので注意して下さい。

・撮影ポジション
普段見る花は、ほとんどが見下ろす角度です。
上から撮るだけでなく、低位置にすることで花の表情も変わります。
手を変え品を変え色々試してみて下さい。

*1 撮影倍率:実物とフィルムに写る大きさの比率のことです。(等倍とは撮影倍率1倍のことです。)
*2 最短撮影距離:最大倍率時の被写体からフィルム面までの距離、簡単に言えばピントの合う範囲で被写体に一番近付いた時の被写体とフィルム面までの距離のことです。
*3 等倍撮影:フィルム(または撮像素子)に実物と同じ大きさで撮ることを言います。 例えば一円玉を等倍撮影すればフィルムに実物大で一円玉が写ります。
*4 ワーキングディスタンス:最短撮影距離と似ていますが、最短撮影距離で撮影している時の被写体からレンズ前面までの距離をいいます。

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