AEと測光方式

(このブログを続きで読まれている方には申し訳ありませんが、基本編に割り込ませてもらいます。)
カメラには幾つかのAE(シャッター優先AE、絞り優先AE、・・・)がありますが、そのAEが露出決定をするための重要な情報源となる測光方式(被写体の明るさの測り方)について説明します。

<主な測光方式と概要>

1.評価測光
評価測光(分割測光) 評価測光はメーカーによって分割測光、マルチパターン測光、デジタルESP測光とも呼ばれ、画面を幾つかに分割し各々の明るさを総合的に判断して露出を決める方式です。
ほとんどのモデル(カメラ)はAFフレーム(フォーカスエリア)と連動して露出を決めるので、逆光など明暗差の大きい場合でも比較的安定した露出が得られます。
つまりピント(AFフレーム)が合った部分をメインの被写体と解釈し、その部分とそれ以外の明るさから被写体の状況を推測して露出を決めます。
この測光方式はメーカー各社が力を入れる部分で、分割数、形状はメーカー/モデルで違います。
また露出算出のプログラムには多数の写真から得た情報やプロカメラマンのノウハウが組み込まれているそうです。
初心者や露出補正などあまり面倒なことを考えたくない人に打って付けの測光方式といえるでしょう。
 

2.中央部重点平均測光(中央部重点測光)
中央部重点平均測光 画面の中央部に重点を置いて露出を決める方式です。
評価測光はAFフレームに連動し重点となるエリアが変わりますが、中央部重点平均測光の測光の中心は画面中央部になります。
また名前が示すように中央部を重点にするので、そこから離れるに従い露出に与える影響は小さくなります。
この測光方式は比較的単純なので、カメラの考え方(露出傾向)が推測しやすく、露出補正を多用するベテランなどに使われることが多いようです。
参考までに私も風景などを撮影する場合は中央部重点平均測光です。
 

3.部分測光
部分測光(スポット測光) 画面の一部の明るさから露出を決定する方式です。
スポット測光とも呼ばれますが、部分測光の中でも測光範囲がより狭い(小さい)ものをスポット測光と呼ぶ事が多いようです。
部分測光は、画面の一部分だけの明るさから露出を決めるので、明暗差が大きい場合、例えば逆光で人物を撮る時などに威力を発揮します。
ただし、部分測光は測光範囲以外の明るさを無視するので、測光ポイント(範囲)が適切でないと悲惨な結果になります。
これは中央部重点平均測光でも同じことですが、測光ポイントは反射率・18%グレーが基準になります。
また、運良く18%グレーのポイントがあったとしても、周囲の明るさと不自然にならないように露出補正も必要ですから、露出補正をマスターしてから挑戦した方がいいでしょう。
正直なところ私も部分測光については、ほとんど使う機会が無く上手く撮れる自信もありません。
当面、逆光の場合は評価測光、明暗差が大きい場合は評価測光&ストロボ(フラッシュ)が無難と思います。
※反射率・18%グレーについては、露出補正の記事を参照して下さい。
 

<どの測光方式を使えばいいのか>

以上で説明は終りですが、「どの測光方式を使えばいいの」と質問されそうです。
そんな事を考えた人は初心者とお見受けし、迷わず「評価測光(分割測光)」をお勧めします。
多くの場合、当たり外れのない写真を撮れるはずです。
特にネガカラーフィルムと評価測光の組み合わせなら、まず露出による失敗写真は無いでしょう。

次にリバーサルフィルムへの挑戦を考えている人、特に風景を撮る人には中央部重点平均測光をお勧めします。
これは評価測光がダメという事ではありません。
リバーサルフィルムを使うとなれば露出補正をする機会が増えてきますが、中央部重点平均測光は露出傾向を把握しやすく、これから露出補正を習得する人に打って付けの測光方式です。
ただ、これはじっくり落ち着いて撮れる場合であって、動く被写体など背景や光がめまぐるしく変化する状況では評価測光をお勧めします。
まぁー、私がそうなのですが、被写体を追いかけることに目一杯で、とても露出の事まで頭が回りません。
被写体やその場の状況に応じて使い分けて下さい。

それでは (^^)/~~~

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反射光式露出計の露出と補正

今回はカメラに内蔵されている反射光式露出計の露出について詳しく説明します。
でもその前に、少し注意点を!

カメラには反射光式露出計が内蔵されていますが、ファインダーに表示されるシャッター速度、絞りは、単体の反射光式露出計の計測した露出(シャッター速度、絞り)とは、必ずしも一致しません。
それは、ファインダーに表示されるシャッター速度、絞りは、「味付けされた露出」だからです。
味付けとは、評価測光(分割測光)、中央部重点平均測光、部分測光などの測光方式のことです。
測光方式には各々特徴があり、それらを含めて説明すると分かり難くなるので、以降はそれらの測光方式とは切り離して説明します。
ただ強いて測光方式として言うなら、今はあまり使われていない画面全体を平均して測光する平均測光と思ってもらえばいいでしょう。

それでは本題に入ります。
前回、反射率という言葉が出ましたが、それに関連して18%グレー(中庸な濃度のグレー、標準反射率、若しくはグレーカード)という言葉を耳にしたことはありませんか?
18%グレーとは、白と黒の中間で物体の平均的な反射率とされています。
実際の撮影では18%グレーを意識することはあまりありませんが、18%グレーは露出を決める上でとても重要です。
なぜなら、18%グレーはラチチュードの基準(中心)であり、画像を再現する最良のポイントとされているからです。
となれば、必然的に露出計はこれを基準に露出を算出します。
前回、被写体の反射率で露出が変わると説明しましたが、18%グレーが分かったところでもう少し詳しく言うと、露出計は被写体がラチチュードの中心、つまり18%グレーになる露出を算出します。
極端な言い方をすれば、白い物、黒い物はグレーになるということです。
反射光式露出計の露出
これは画像を再現する最良のポイントを中心に画像が記録されるわけですから、一見問題なさそうに思われるかもしれませんが、それはプリント(補正)を前提としたネガカラーフィルムに限った話です。
フィルム現像で写真が完成するリバーサルフィルムの場合は、撮影時に露出補正の要否、補正量を考慮しなければ思い通りの写真はできません。
いい例が雪景色です。
リバーサルフィルムで補正無しに太陽に輝く雪原を撮ると、白いはずの雪がグレーになります。
リバーサルフィルムを使うなら露出補正を覚えましょう
意図がある場合は別として、白い雪原がグレーになってしまってはがっくり、普通に考えれば明らかな露出ミス、失敗作です。
これは全体的に明るい(眩しい)のでカメラがグレーにしようと露出を絞り、結果として露出不足となるのです。
この場合は、プラス側(露出を多くするようにシャッタースピードを遅くするか、または絞りを開ける)に補正します。
同様に、全体的に黒い物を撮影すると、カメラは暗いと判断し露出を開けるので、締りの無い黒になります。
この場合は、カメラの露出が露出過多(露出オーバー)ですから、マイナス側(シャッタースピードを早くするか、または絞りを絞る)に補正します。
必ずしも補正が必要な訳ではありませんが、見た目に近い写真にするには、白い被写体が占める割合が多い場合はプラス側に、逆に黒い被写体が多い場合はマイナス側に補正します。
露出補正は、補正の向き(プラス側、マイナス側)、補正量など初めてリバーサルフィルムに挑戦する人、露出補正をしたことの無い人にとって少し厄介でしょう。
でも、これで少し露出補正が見えてきたのでは!?

見えてきたついでにもう一つ。
露出補正は「白を白に」「黒を黒に」など、見た目に近づける為の補正だけではありません。
普通なら露出補正が不要と思える場合でも、あえて露出補正することで主題を引き立てることもできます。
これらについては、また別の機会に説明します。

ところで、今までの説明で「ネガカラーフィルムなら露出補正が不要なのか」と思われた人もいるでしょう。
確かにネガカラーフィルムはラチチュードが広く、多少の露出ミスがあってもプリント時の補正で遜色ない写真に仕上がります。
リバーサルフィルムで1段(1EV)と言えば致命的ですが、ネガカラーフィルムからプリントされた写真では露出ミスに気付くことはないでしょう。
そんな1EV程度では露出ミスとは言わない(分からない)ほど露出に寛容なネガカラーフィルムですが、露出補正が全く不要な訳ではありません。
極端な状況下など綺麗な写真を撮るためには、やはり露出補正は必要です。
しかしプリントからでは露出補正の効果の確認が難しく、補正が正しかったのかすら判断できません。
これは初心者のネガカラーフィルムユーザーに対して失礼かもしれませんが、良く分からないまま露出補正をするより、評価測光(分割測光)+AEのカメラ任せにした方が安全だと思います。

次回は、測光方式との関連です。
それでは、(^^)/~~~

<おまけ>
18%グレーがどんな色なのか、興味ありますか?
カメラ専門店などで、グレーカードとして販売されています。
買う必要はありませんが、「中庸な濃度のグレーとは、こんな色なんだ」と体感してみては?
もちろん購入しても構いません。
デジカメのホワイトバランス調整などにも使えるでしょう。

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露出補正 でも、その前に

今回から、露出補正についてですが、その前段として露出計から説明します。

「ん?、露出計!?」

現在の一眼レフカメラの多くはTTL(Through The Lens)方式という撮影用のレンズを通った光(被写体の明るさ)を、カメラに内蔵された露出計で測り、その値から露出(シヤッター速度、絞り)を決めています。
露出計とは明るさを測定する機器で、測定結果はシャッター速度と絞りで表示されます。
ほとんどのカメラには露出計が内蔵されていますが、単体の露出計としても販売されています。
TVなどで、カメラマン(アシスタント)が撮影前にモデルさんの前で露出測定しているところを見たことはありませんか?
携帯電話より少し大きく、白いドーム上のキャップが付いているのが入射光式露出計です。

「入射光式!?」

露出計には大きく反射光式と入射光式があります。
入射光式は被写体を照らす光の明るさ(量、強さ)を測り、反射光式は被写体(背景を含めた被写体)の明るさを測ります。
反射光式露出計と入射光式露出計
これでお分かりになったと思いますが、カメラに内蔵されているのは反射光式露出計です。
反射光式露出計は
・撮影位置で露出を測定できる。
・被写体の一部の明るさだけを測定できる。
・夕陽やネオンなど光源や発光体の露出を測定できる。
など入射光式露出計より優れた点がある一方、その仕組み(被写体から反射してくる光を測る)から
・被写体の反射率に左右される。
という宿命を持っています。
反射率の違いで露出は変わる
人の目と同様、同じ光の下でも黒い物より反射率の高い白い物が眩しく(明るく)感じるのと同じことです。
「ふぅーん、なるほどね!」と、何となく露出補正が見えてきた方もいると思いますが、続きは次回に!

それでは、(^^)/~~~

<おまけ>
参考までに、入射光式露出計は光の明るさ自体を測るので反射率に影響されない正確な露出を計測できますが、
・被写体の側で測定しなければ正確な露出を測定できない。
・夕陽やネオンなど光源や発光体の露出を測定できない。
・接写(近接)撮影や、フィルターを付けて撮影する場合、露出倍数を考慮しなければならない。
など面倒な点もあります。

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カメラの扱い方

今回は初心にかえって「カメラの扱い方」です。
まずは全般的なことから。

1.カメラは優しく扱う。
カメラはクイックリターンミラー、シャッターなど精密でデリケートな部分があります。
強いショックは故障の原因になるので、優しく扱いましょう。
車のトランクでゴロゴロ転がっていたのではカメラが壊れてしまいます。
また、シートの上に置く場合も、急ブレーキでシートから落ちないよう固定しておきましょう。
私は、カメラバッグやリュックに入れた後、シートベルトを着用させています。

2.高温になる場所に放置しない。
夏場の車内は思った以上に高温になります。
ハンドルやダッシュボードが触れないほど熱くなった経験はお持ちでしょう。
カメラにはプラスチック製の部品もあり、ひどい時は変形してしまうそうです。
また、フィルムにとっても高温は厳禁ですから、注意しましょう。
それ以前に、最近は物騒ですから夏以外でも車内に放置しないことです。

3.移動時、撮影しない場合はレンズキャップを付け電源を切る。
レンズキャップは傷やゴミ、ホコリの付着を防ぐアクセサリーです。
撮影しない時はレンズキャップを付けておきましょう。
また、バッグの中でシャッターボタンが押され、カメラを出した時にはフィルムが無かったというトラブルに合わないためにも、電源は切ってしまいましょう。
ところで小学校の時、虫眼鏡で火を起こす実験をしませんでしたか?
条件によっては撮影用レンズでも同様の事象が起きます。(レンズ内部やシャッター幕が焼ける)
基本的に直射日光の下には放置しないことです。

4.砂浜などに不用意に置かない。
ズームレンズなど鏡胴部が繰り出すタイプのレンズは少し隙間があります。
この部分に砂、ゴミが入るとズーム操作が出来なくなるなど故障の原因になります。
不用意に砂浜などに置かないようにしましょう。

5.水に注意する。
カメラには電子部品が多用されています。
一部のプロ向け高級機には防滴処理がなされていますが、それでも完全防水ではありません。
雨降りでの撮影など、カメラに水が付かないように注意しましょう。

6.結露に注意する。
冬、屋外の撮影で冷えたカメラをそのまま暖かい室内や車内に持ち込むとカメラやレンズに結露が発生します。
家に持ち込む前にポーチなどで包み、室温に馴染むまでバッグから出さないようにしましょう。
また、万が一結露してしまった場合、結露がなくなるまで電源を入れてはいけません。
デジカメはもちろんの事、フィルムカメラにも電子部品があり、誤動作、故障の原因になるからです。

7.重いレンズを付けた時はレンズを持つ。
もし超望遠レンズなど重いレンズを付けた時は、マウントに負担が掛からないようレンズを持ちます。
これは三脚に固定する場合にも言えることで、三脚座のあるレンズはカメラではなくレンズの三脚座で固定します。

8.使った後は手入れする。
これは私もサボることが多いのですがカメラを長持ちさせるためにも、使った後は手入れしてからしまいましょう。

9.湿気の多い場所には保管しない。
なるべく乾燥した場所に保管し、たまには出してあげましょう。

続いて、フィルム装着、レンズ交換、バッテリー交換時の注意点について。

1.シャッターには絶対手を触れない。
シャッターは精密でデリケートです。
フィルム交換の際、シャッターに手やフィルムが触れないよう注意しましょう。
カメラの内部1
参考までにフィルム装着は直射日光を避けて行います。

2.内部にホコリを入れないようにする。
フィルム装着、レンズ交換などの際、レンズ、カメラ内部にゴミ、ホコリを入れないように注意しましょう。
もしミラー、シャッターなどにホコリが付いた場合は、ブロアーで優しく軽く微風程度で吹き飛ばします。
エアゾール式(スプレー式)は強力過ぎるので、この部分には使えません。

3.電子部品の接点には触れない。
レンズマウント部、バッテリー格納部、フィルム格納部には電子部品の接点があります。
錆や接触不良の原因になるので、この部分には手を触れないようにします。
触れたり、汚れていた時は、シリコンクロスなどで拭き取ります。
バッテリーの電極(金属部分)も同様です。
カメラの内部2

「エー! こんなにー」と言われそうですが、どれも難しいことではありません。
ちょっと注意するだけで無用なトラブルを防ぐことが出来ます。
是非覚えておきましょう。

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ピントが合わない!?

ありがちな失敗談です

AFだと思い撮っていたら、「何かピントが甘いなぁ~?」
確かめると、なんとMFで撮っていました。
望遠レンズの場合は、ファインダーの映像でピントがはっきり分かるのですが、広角レンズの場合は開放でも被写界深度が深いので、あまり目のよくない私にはピントが合っているように見えていました。
もちろん、ファインダーの合焦(ピント)マークを見れば、一目瞭然なのですが・・・。
ワンショットAFはピントが合っていなければシャッターが切れませんが、MFはいつでもシャッターが切れます。
MF撮影した後は、気をつけましょう。

話のついでに、これは失敗談ではありませんが、AFなのにピントが合わない事を経験した人はいませんか?
AFの苦手が被写体があることは説明しましたが、それ以前にレンズには最短撮影距離があります。
これは、被写体にどこまで近付いて撮れるかという距離で、この距離より被写体に近付くとAFでもMFでもピントは合いません。
最短撮影距離は焦点距離が長いレンズほど長くなり、同じ焦点距離でもレンズによって違います。

参考までに、花などの接写はマクロ機構を備えたレンズで可能ですが、マクロ機構のないレンズでも接写用アクセサリーのクローズアップレンズや接写リング(中間リング、エクステンションチューブ)を購入すればクローズアップ撮影を楽しめます。
更に本格的に接写を楽しむなら専用の設計がされたマクロレンズになります。
マクロレンズは等倍撮影など一般のレンズには出来ない撮影が楽しめますが、手ぶれ対策に三脚、リモートスイッチも必要です。
また被写体が地に咲く花ならローアングル可能な・・・。
これではマクロ撮影の話になってしまうので、終りにします。

それでは、(^^)/~~~

p.s.
このブログを始めて3ヶ月が経ちましたが、果たして少しでも誰かのお役に立ってるんでしょうか・・・?

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絞りと描写 (サンプル画像)

今回は「絞りと描写」の補足です。
補足といっても、説明を追加するわけではなく、サンプル写真の追加です。
絞りと被写界深度の関係が分かると思います。
なお、絞りは2段ずつ絞っています。
f2.8 <--(2段)--> f5.6 <--(2段)--> f11
(画像をクリックすると大きい画像をご覧いただけます)

<共通データ>
カメラ:Canon EOS D60
レンズ:Canon EF100 マクロ
AV(絞り優先AE)

・f2.8(開放)
サンプル画像 f2.8

・f5.6
サンプル画像 f5.6

・f11
サンプル画像 f11

実は私もこんなモデルさん(?)を並べて撮ったのは初めてです。
それほど正確に配置したわけでもなく、ピント範囲もここまでと線引き出来ないので分かり難いとは思いますが、参考にして下さい。
また、マクロ撮影、超望遠撮影では被写界深度が極端に浅くなります。
上の例と同じ機材で多少絞り込んで撮影しても被写界深度はmm(ミリ)単位です。

<雪割草>
サンプル画像 雪割草カメラ:Canon EOS D60
レンズ:Canon EF100 マクロ
AV(絞り優先AE) f8

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動く被写体を撮るコンティニュアスAF

今回は動く被写体の撮り方です。
c0040401 動く被写体があるからといって何が何でもAIサーボAFにしなければならないと言う事はありません。
動体を風景の一部、例えば田園の中を走る列車など被写体が彼方にある場合はワンショットAFで撮影します。
予めフォーカスロックでピントを合わせておき、列車が思い描いた場所に来たらシャッターを切ればいいだけです。
同様にスポーツ撮影で被写体が静止していなくても、被写体までの距離が変わらないのであれば、ワンショットAFの方が撮影しやすい場合があります。

しかし、走る子供、走る車の流し撮りなど動く被写体をメインとするなら事情は違います。
ワンショットAFでも撮れない事はありませんが、ワンショットAFだとピントが合ってからシャッターが切れるまでに被写体が移動してピンボケになる確率が高くなります。
このように被写体との距離が随時変化する場合は、連続してピント合わせを行うAIサーボAFで撮影します。
以下に、撮影時のコツ(?)あげてみました。

1.被写体をフォーカスフレームから外さないこと。
c0040402 とは言っても、被写体が大きい、動きが遅い、前後だけの動きで上下左右の移動が少ない場合はそれほどではありませんが、条件が悪くなるとそれをフォーカスフレームから外さないように追従するのは大変です。
例えば青空の中を飛ぶ戦闘機など、変幻自在な動きと速さに加え、背景がAFの苦手な青空ではフォーカスフレームから外したら間違いなくアウトです。
こうなってくるとワンショットAF時にはさほど気にも止めなかった、カメラの高度な機能が真価を発揮します。


・フォーカスフレームの数
被写体が追従していたフォーカスフレームから外れても、周囲のフレームに被写体があればAFを続けるなどフォーカスフレームが多いほど追従が容易になります。

・AFの速さ
MFでも撮影できないことはありませんが、それは高度な職人技で簡単には習得出来ません。
多少MFに慣れた程度では、速さ、精度ともAFには敵いません。
私は動体撮影では迷う事無くAIサーボAFです。
またAIサーボAFには等速度で移動する被写体の動きを予測する動体予測機能もあります。
※これらの機能はカメラによって違います。 一度、添付のマニュアルで確認して下さい。

2.一枚だけでなく連続撮影で何枚か撮っておくこと。
精度の高いAFとはいえAIサーボAFはシャッター優先の為、時にはピント合わせが遅れることがあります。
また、連続撮影で思いがけない動きが撮れる場合もあります。
ただ、デジタルカメラの場合は問題ないとして、フィルムの場合は撮った分だけコストがかさみますが・・・。

3.適切なシャッター速度を選ぶこと。
写し止めるのか、ぶらすのかで必然的にシャッター速度は違います。
流し撮りで背景をぶらしたいのに、超高速シャッターでは背景はぶれません。
被写体の速度や距離を含めてシャッター速度を決めましょう。

4.置きピンが有効な場合もある。
被写体の状況によっては、マニュアルフォーカスによる置きピンの方が撮影しやすい場合があります。
==>置きピンについては、こちらをどうぞ。

以上ですが、一番のコツは何と言っても「被写体をフォーカスフレームから外さないで追従すること」です。
もし被写体が水平方向にしか移動しないのであれば三脚を使う手もありますが、移動方向が不規則なら三脚に固定されている分動きが不自由になります。
まぁー何だかんだと言っても、これは練習するしかありません。

参考までに、私は冬に渡り鳥(主に白鳥)を撮りに行きますが、その時の失敗を。
・あたふたしてシャッターチャンスを逃がす。
・ピンボケ。
・水平が取れていない。(追従ばかりに気をとられ地平線が傾く)
・飛んでいる白鳥やその群れが中途半端に切れる。
・背景のぶれ方が中途半端。(流し撮りの場合)
失敗を上げ始めると切が無いので、この辺で終りにします。
締め括りに、動体撮影では連続撮影が非常に有効ですが、フィルムの残枚数、デジカメの場合はメモリーカードなど記録媒体の空き容量や連続撮影可能枚数にも注意しましょう。
シャッターが切れないのでは、絶好のシャッターチャンスを逃がしてしまいます。

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フォーカスロック

AF一眼レフカメラにはフォーカスフレームが少なくても3点、多いと45点という機種もあります。
フォーカスフレームの数が多けれ多いほどピント合わせは楽になりますが、必ずしもいい事ばかりとは限りません。
確かに流し撮りのような動体撮影など特定の状況下ではその威力を発揮しますが、記念撮影ではフォーカスフレームが多い故に意図しないポイントにピントが合うことがあります。
そこで今回はフォーカスフレームの選択とフォーカスロックについて説明します。
たぶんお使いのカメラにはフォーカスフレームの自動選択と任意選択の機能が備わっているはずです。
自動選択とは複数あるフォーカスフレームからカメラがメインの被写体と推測したポイント(フレーム)にピントを合わせる機能です。
これはとても便利な機能ですが、ある意味カメラ任せですから全ての状況で意図通りピントが合うとは限りません。
自動選択のままでもフレーミングしなおすと上手くいく時がありますが、せっかくの構図が変わってしまいます。
そんな時の対処に備わっているのが、フォーカスフレームの任意選択機能です。
これは撮影者がダイヤルなどでピントを合わせたいフォーカスフレームを指定するもので、カメラは指定されたフォーカスフレームでピント合わせをします。
自動選択はカメラ任せ
でも、フォーカスフレームが多いと指定が面倒で、また微妙な構図の調整が出来ない場合もあり、その結果どうしてもフォーカスフレームに合わせた構図が多くなってしまいます。
そこで、是非覚えておきたいのが、フォーカスロックです。
フォーカスロックとは、ワンショットAFでシャッターを半押しして一旦ピントが合うと、半押ししている間はピント位置が変わらない(固定される)機能です。
つまりシャッター半押しでメインの被写体に一度ピントを合わせてしまえば、半押ししている間はメインの被写体をフォーカスフレームから外してもピント位置が変わらないので、フォーカスフレームに囚われない思い通りのフレーミングが出来るということです。
シャッター半押しの状態でファインダーを覗きながら構図を決め、後はそのまま全押しするだけですから、操作も簡単です。
AFを利用する場合、このフォーカスロックはフォーカスフレームに囚われない自由な構図作りに必須の機能と言えるでしょう。
フォーカスロックを利用したフレーミング
もし、再度ピント合わせをしたい時は、一旦半押しを止め(シャッターボタンから指を離し)、再度被写体にフォーカスフレームを合わせ半押しします。
また、フォーカスロックは、どのフォーカスフレームでも可能ですが、予め任意選択で中央のフォーカスフレームを指定しておけば、AFはいつも中央のフォーカスフレームで行うことも出来ます。
参考までにキャノンEOSの場合は、ワンショットAFと測光評価(測光方式)の組み合わせで、ピントが合うと同時にAEロック(露出固定)されます。
念を押しますが、フォーカスロックが有効なのは、AFモードがワンショットAF(シングルAF)の場合だけです。
AIサーボAF(コンティニュアスAF)ではこの機能は使えませんので注意して下さい。

ところで、これではせっかくの任意選択の出番が無いように思えますが、カメラを三脚で固定して撮る場合や、動く被写体を思い描いた構図に収める場合などに有効です。

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オートフォーカス (2)

AF(AutoFocus:オートフォーカス)とは、フォーカスエリア(AFフレーム)上の被写体にカメラが自動でピントを合わせてくれる機能です。
フォーカスエリアは、メーカー、機種でその数や並び方が違います。
フォーカスエリア(AFフレーム)
また、被写体別に幾つかのタイプ(AFモード)があり、大きく分けると「静止している被写体用」、「動いている被写体用」で、その名称はメーカー毎に違います。

<静止している被写体用>
キャノン:ワンショットAF
ペンタックス:シングルAF
ニコン:シングルAFサーボ、シングルエリアAF
オリンパス:シングルAF

<動いている被写体用>
キャノン:AIサーボAF
ペンタックス:コンティニュアスAF
ニコン:コンティニュアスAFサーボ、ダイナミックAF
オリンパス:コンティニュアスAF

キャノンEOSを例に概要を説明すると、
ワンショットAFとは、静止している被写体の撮影に適したAFで、シャッターを半押しした時点で一度だけピント合わせが行われ、半押ししている間はピント位置(距離)が固定されます。
またこの時、ピントが合っていないと全押してもシャッターが切れないので、ピンボケ写真を防ぐことが出来ます。

AIサーボAFとは、動いている被写体(被写体までの距離が変化している被写体)の撮影に適したAFで、シャッターを半押ししている間、被写体にピントを合わせ続けます。
シャッターはいつでも切ることが出来ますが、悪く言えばピントが合っていなくてもシャッターが切れるので、被写体によっては時々ピンボケ写真になることがあります。

大きく分けると二つと言いましたが、実はもう一つ、両方の機能を合わせたAFがあります。
被写体が静止している時はワンショットAF、動き出すとAIサーボAFに切る変わるAIフォーカスAFです。
いつまでもじっとしていない子供の撮影に最適かもしれませんね。

次回は具体的なAFの使い方です。
それでは (^^)/~~~

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オートフォーカス (1)

AF(AutoFocus:オートフォーカス)とはカメラが自動的に“ピント(焦点)合わせ”をしてくれる機能です。
本来なら、もっと早くAFの説明をするべきでしたが・・・
さて、そのAFの仕組みですが、カメラの説明書を読むと「TTL-CT-SIR方式」「TTL-AREA-SIR方式」。
「何?、二次結像位相差検出方式? 何のこっちゃ?」
その仕組みは難しくて、とても説明なんかできませんので、使い方を中心に説明していきます。
と、言っても今回はAFではなく、今では使う人も限られた基本のMF(ManualFocus:マニュアルフォーカス)の説明です。

MFとは撮影者がファインダーをのぞきながら、手動でフォーカスリングを回してピント合わせを行う事です。
各メーカーとも様々なAFを装備しているにもかかわらず、未だにMFがあるのはAFがまだ完璧ではないからでしょう。
実際、AFを使ってピントが合わないことがありませんでしたか?
AFには苦手な被写体や意図した被写体以外にピントが合ってしまうことがあります。

AFが苦手とする条件、被写体などを例に挙げてみます。
・コントラストが低い被写体・・・例:雲の無い青空、雪原。
・逆光や、光の反射が強い被写体・・・例:逆光に輝く水面。
・暗い場所にある被写体。
・近景と遠景が混在する場合・・・例:檻の中の動物。
・動きの早い被写体・・・例:走る車。

このような場合は、同じ距離にある被写体にピントを合わせ構図を変えて撮る(フォーカスロックする)ことで対応可能な場合もありますが、それでもダメな時はMFでピント合わせをします。
ピントリングを左右に回しながら、被写体が最も鮮明に見えるポイントに調整します。
「ピントの山」とも言われますが、山頂から外れると徐々に被写体が不鮮明になっていきます。
MFは慣れるまで多少のコツと時間がいると思いますが、上記以外でもマクロ撮影、置きピン、三脚にカメラを固定している場合など、MFの方が撮影しやすい場合があるので、時にはMFにもチャレンジしてみましょう。
※フォーカスロック:ピントを固定することです。(後で詳しく説明します)
※置きピンについては、こちらをご覧下さい。

キャノンEOSの場合 参考までにキャノンEOSの場合の、フォーカスモードスイッチ(AFとMFを切り替えるスイッチ)、フォーカスリング(ピントリング)の位置です。
※単焦点レンズの場合は、ズームリングがありません。

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これがシャッター!?

フィルム装着で初めて背ぶたを開けた時、「ヘェ~、これがシャッターねぇー」。
「どれ、試しにシャッターを押してみるか」
シャッターが開くのはほんの一瞬で、どう動いているのかなんて全く分かりません。
「んー、それならバルブにしてみるか」
“カシャ”
「オ!、シャッターが全開だぁー」
こんな事をしていいものかは分かりませんが・・・。
初めてカメラを手にした頃の発見でした。

<お知らせ>
遂に我が家も光へ切り替えることになりました。
ただ、工事の都合でインターネットに接続できなくなるので、少々更新をお休みさせていただきます。
また再開した時は、よろしくお願いします。
m(__)m

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フィルム装着の仕方と注意

フィルム装着の説明なんて今更不要とは思いますが・・・。
まず、カメラの背ぶたを開けると下のイラストのようになります。
カメラの背ぶたを開いた様子
中央にあるのがシャッター幕です。
ここは、非常に精密でデリケートな部分ですから、触れてはいけません。
続いて、フィルムを装着しますが、その前に電源スイッチをONにします。
説明が前後しますが、ふたを開ける前に電源を入れた方がいいでしょう。
そして、下のイラストのようにフィルムを装着します。
フィルム装着の仕方と注意
ここで、注意しなければならないことは
1.シャッター幕に手、フィルムが触れないようにすること。
2.フィルムの端をマークの位置に合わせること。
3.カメラにスプロケット(歯車)がある場合は、スプロケットとフィルムのパーフォレーション(穴)を合わせること。
c0031602
4.フィルムにたるみを作らないこと。
※イラストはCanon EOSをイメージして書きましたが、EOSでも機種によって微妙に違います。
必ずカメラ同梱の説明書で確認して下さい。
写真はどちらもEOSシリーズです。
c0031610

c0031611

この時、不幸にも(?)フィルムを出し過ぎると、下のイラストのようにフィルムにたるみが出来ます。
フィルムを出し過ぎた時は
このままふたを閉じるとトラブルの原因になるので、一旦カメラからフィルムを取り出し、余分なフィルムをパトローネに巻き戻します。
この時、全部巻き戻さないよう注意して下さい。
(全部巻き戻してしまうと、専用の道具がないと対処できませんので!)
イラスト通りセット後ふたを閉じると、自動的にフィルムの巻上げが始まります。
正常に装着できたかは、表示パネルのフィルムカウンターなどで確認できます。
これもカメラ毎に違うので、カメラ同梱の説明書で確認して下さい。

最後にフィルム装着は日光を避けて行います。
屋外で日陰が無い場合は、自分の影を利用しフィルムに日光が当たらないようにして装着しましょう。

それでは、(^^)/~~~

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フィルムの保管方法

フィルムにも有効期限があることを説明しましたが、今回は補足としてフィルムの保管方法についてです。

<撮影前フィルムの保管>
フィルムに高温多湿は厳禁です。 なるべく冷暗所(低温で乾燥した暗い場所)に保管します。
もし、まとめ買いしたフィルムがあるなら、密閉できる冷凍保存バッグ(ジッパー付きのバッグ)に小分けし、冷蔵庫(野菜室)など安定した低温の場所に保管します。
ここでのポイントは小分けして入れておくことです。
そして使用する数時間前に使う分だけ冷蔵庫から出し、冷凍保存バッグに入れた状態で徐々に常温に慣らしてから使用します。
これは冷蔵庫で保管していたフィルムをいきなり開封するとフィルムに結露する場合があるからです。
それと保管方法ではありませんが、撮影には予備のフィルムを何本か持って行きませんか?
私はカメラとフィルムをリュックに入れ移動するので、真夏の炎天下は人間にもフィルムにも過酷な環境です。
そんな時私は保冷バッグに冷凍保存バッグにいれた撮影前後のフィルムと、タオルで包んだ小さめの保冷剤を入れています。
こうしておけば、人がバテてもフィルムがバテることはないでしょう。

<撮影済み(現像前)フィルムの扱い>
露光後(撮影済み)のフィルムは、露光前より化学変化の進行が早いそうですから、撮影済みのフィルムは速やかに現像に出しましょう。
それでも、旅先などで現像できない場合は、なるべく涼しい場所に保管し帰ったら速やかに現像に出します。
車のダッシュボードに入れっぱなしは論外です。

<現像後の保管方法>
フィルムは現像後、化学変化しないので、以後の課題はカビ対策になります。
カビ対策はフィルムだけに限った話ではなく、またフィルムだから特に注意しなければならない点がある訳でもありません。
涼しくて乾燥した暗い場所に保管し、時々は取り出して外気にあてます。
ちょうど衣類の虫干しのようなことですが、フィルムを日光に当てる事はしないで下さい。
ところが、「暗い場所」は直ぐに見当が付くとして「涼しくて乾燥した場所」は厄介です。
特に梅雨時期など乾燥してる場所なんてそうそうありませんから。
理想は密閉型の容器に入れ乾燥剤と共に保管しておくことです。
ただし、乾燥剤も定期的に取り替えないと意味がありませんけど!


<フィルムの整理の仕方>
同時プリント、焼き増しが終わったネガフィルムは保管ケースにしまっていると思います。
案外、この保管ケースが棺桶になっていませんか?
まぁー、私もそんなものですが、何かの折に「あのネガは、何処だっけ?」と探すとなったら、さぁー大変です。
フィルムを出さなくても撮影日と撮影場所、または、タイトル(「XXX旅行」など)が分かるように記入して、日付順に整理しておきましょう。(フィルムを下敷き代わりに、ボールペンなど硬いもので書くのは厳禁です。)
これは、何度も経験していますが、後から整理しようなんて溜めてしまうと、日付さえ思い出すのに一苦労です。
その都度、整理しておくことをお勧めします。(※フィルム保管用のファイルも市販されています。)
そして、ここからは更なる整理好きの人向けの話です。
日付が分かり、該当のフィルムを探し出せたとしても、オレンジ色のネガから該当のカットを探すのは、これまた大変です。
そこで、少しお金は掛かりますがベタ焼きを作って一緒に保管しておく方法かあります。
c0031501 ベタ焼きとは密着プリント、カラーベタとも呼ばれ、写真を一覧できるようにまとめて小さくプリントしたものです。
大きさは違いますが、APSのインデックスプリントのようなものです。
ここまでしておけば、?十年後でもネガ探しに苦労することはないでしょう。

<フィルムの扱い>
ネガフィルムをフィルムシートから取り出す人はあまりいないと思いますが、ポジフィルムの場合はスライドとして直接フィルムを観賞するのでフィルムを手にする機会が多くなると思います。
どちらの場合であっても、フィルムはデリケートなので、その扱いは慎重に行います。
ネガフィルムや、マウントされていないポジフィルムを扱う時は、手袋、ピンセットなどを用いフィルムに直接手で触れないことです。
マウント済みのスライドも同様で、手にする際はフレームを持ちフィルムには触れないようにします。
これは手の皮脂がカビ、変色の原因になるからです。
もし誤って指紋等を付けた場合は、柔らかい布で優しく拭き取ります。
また、フィルムは傷つきやすいので、フィルムシートの出し入れも慎重に行います。
自分でスリーブ仕上げのポジフィルムをカットしてマウントする時やフィルムスキャナーで読む込む時などは特に注意して下さい。

最後に、これは誰でもやりそうなことですが、フィルムにホコリが付いたからといって安易に息で吹き飛ばすのは止めましょう!
フィルムにつばを飛ばしては、ホコリより厄介です。
面倒がらず、ブロアやブラシで取り除くようにします。
参考までに、エアゾール式(圧縮ガスを使用した)スプレーは強力過ぎるのと、使用法を誤ると液体が噴出する場合があるのでお勧めしません。

それでは、(^^)/~~~

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リバーサルフィルムへ挑戦 (2)

前回からの続きで、次は撮影時の注意点です。

これは何度も言いますが、リバーサルフィルムはネガフィルムに比べラチチュードが狭く、写した瞬間に写真の成否が決まります。
ネガフィルムの場合はAE任せの露出で仮に多少の露出ミスがあってもプリント時に補正出来ますが、フィルム現像で写真が完成するリバーサルフィルムの場合は、撮影時にその補正を考慮する必要があります。
かと言って、全てに露出補正が必要なわけではなく、普通(?)、一般的(?)な被写体であれば補正は必要ありません。
ただ、この普通、一般的というのが曖昧な表現なのですが・・・。
これを言うと、かえって混乱するかもしれませんが、物体の反射率が全て同じならそれほど補正の必要無くなるでしょうけど。
(もう少し後に、露出補正の説明を考えていますので、今しばらくお待ち下さい。)

次は現像の依頼の仕方です。
これは何てことはありません。
お店に行って「お願いします」と言えばおしまいですが、これだけだと「マウントにしますか?、それともスリーブにしますか?」と聞かれると思います。
「マウント? スリーブ??」
マウント、スリーブとは仕上げ方の事で、「マウント」とは一コマ(1カット)毎にマウントと呼ばれるプラスチックや紙製のフレームに入れて仕上げる事です。
スリーブとは(35mmの場合)6コマ毎にカットするだけで、ネガフィルムを現像に依頼して返ってきたネガと同じようにフィルムシートに入ってきます。
どちらを選ぶかは、その後の楽しみ方で違います。
ライトボックスで観賞するならどちらでも構いませんが、プロジェクター、スライドビューアーがマウント済みのスライド以外ダメな場合は、マウント仕上げになります。
マウントの仕方 ただ、マウントは別個に販売もされているので、スリーブ仕上げでも自分でフィルムをカットすれば後からでもマウント出来ます。
と、言うわけで依頼するときは「マウント(仕上げ)でお願いします」、または「スリーブ(仕上げ)でお願いします」となります。(マウント仕上げは多少割高になります)

そして次は観賞の仕方ですが、これは、もう説明不要でしょう。
でも、少しだけ補足します。
リバーサルフィルム(スライド)はライトボックスやプロジェクターで楽しむだけでなく、プリントすることも可能です。
リバーサルフィルム(スライド)からプリントすることをダイレクトプリント、またはリバーサルプリントと言い、コントラストの効いたメリハリある写真になります。
ただし、ネガからプリントするのに比べ大分割高になるので、もし大量にプリントするのであれば、一旦インターネガを作りネガプリントした方が安くなります。
※インターネガ:リバーサルフィルムからネガカラーフィルムを作る(複製する)ことです。

以上で説明は終わりですが、露出補正や色温度の説明がないので十分とは言えませんが、とりあえず概要はお分かりいただけたと思います。
最後に、リバーサルフィルムの撮影はある程度の知識と技術が必要ですから、最初は失敗も多いでしょうけど、それが写真の腕を上げてくれることだと思います。
けれど、決して「何が何でもリバーサルフィルムで」と言っている訳ではありません。
私自身、今もネガフィルムも使うことがあるし、今後も間違いなく使うでしょう。
例えば、グループ旅行のスナップで多くの焼き増し(プリント)が考えられる時、披露宴など明暗の差が大きい場所での撮影などは、どうしてもネガフィルムに頼っています。
皆さんも、撮影状況と腕に相談しながらフィルムを使い分け、写真ライフを楽しんで下さい。

それでは、(^^)/~~~

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リバーサルフィルムへ挑戦 (1)

リバーサルフィルムはポジフィルムとも呼ばれ、現像するとスライドになります。
このブログを読んでいる方の多くは、リバーサルフィルムはプロ向けで、価格面、技術面とも敷居が高いと思われてるのでは!?
事実、リバーサルフィルムはネガフィルムに比べ割高で、ラチチュードも狭く露出補正の知識が必要です。
ネガフィルムにはネガフィルムの長所あり、ネガフィルムを使い続けても何ら問題はありません。
でも、一眼レフカメラにも慣れ、シャッターを押すことに楽しみを感じてきたなら、一度リバーサルフィルムで気に入った風景でも写してみませんか?
その美しさに益々写真が楽しくなると思います。
ところで、リバーサルフィルムを勧めておきながら露出補正の説明がまだでした。
ただ、露出補正は露出計、測光方式とも関連が深いので改めて説明しますが、今回は簡単に「露出補正とは黒い物を黒く、白い物を白く写すために、カメラにアドバイスすること」とだけ言っておきます。
今一ピンとこないと思いますが、とりあえず今回はこの程度で我慢してください。

それでは、リバーサルフィルムを楽しむ為の必要な用具からです。
スライドはライトボックスとルーペ、またはプロジェクターで拡大して観賞します。
プロジェクターは少し高価なので、手軽に始めるならライトボックスとルーペ、またはそれらが一体となったスライドビューアーがいいでしょう。
ルーペは大きさ、倍率、値段も様々ですが、最初は倍率が低くくスライド全体が見える大きめのルーペがいいと思います。
倍率の高いルーペはぶれ、ピンボケなど細部のチェックに有効ですが、それはダイレクトプリント(リバーサルプリント)で大きくプリントするようになった時にでも用意すればいいと思います。

次はフィルム選びです。
リバーサルフィルムは、フジクローム系(フジフィルム)、コダクローム系(コダック)、エクタクローム系(コダック)、コニカミノルタクローム系(コニカミノルタ)などがあります。
プリントで完成するネガフィルムと違い、現像で写真が完成するリバーサルフィルムは、写真にフィルムの個性(性格)が現れるので、フィルム選びは重要です。
フィルムの個性(性格)というのは、色の再現性や彩度、粒状性(シャープネス)や階調などで、色を忠実に再現するタイプ、実物以上に鮮やかに再現するタイプなど様々です。
ただ、これらを個人で調べる(比べる)のは困難ですから、カメラ店などにあるフィルムカタログを参考に選ぶといいでしょう。

参考までに私はフジクローム系を使っているので、その中からお勧めするとしたら自然な色合いのフジクローム PROVIA(プロビア) 100F Professional、鮮やかな発色のフジクローム Velvia(ベルビア) 100 Professionalでしょうか。
どちらもデーライトタイプ、ISO100の標準感度のフィルムです。

フィルム選びの最後におまけとして豆知識を。
と言っても、以前雑誌で読んだ話で私たちには無縁のことですが、フィルムのパッケージには乳剤番号(エマルジョン番号、製造番号など)が記載されています。
フィルムは高度な技術で作られていますが、製造ロット毎に微妙なばらつきが出る場合があるのだそうです。
もちろん私はばらつきなんて感じたことはありませんが、厳密な仕事を要求されるプロは、この違いによるばらつきが出ないように同じ乳剤番号を購入したり、撮影時に補正をするのだそうです。
んー!、厳しい世界です。

今回はここまで、続きは次回にします。
それでは、(^^)/~~~

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このブログについて

・作者は素人です。
作者のカメラ知識は素人に毛の生えた程度で、そのほとんどが独学で得たものです。
その為、必ずしも正しいことばかりを書いているとも限りませんので、疑問を持った方はご自身でご確認下さい。
作者自身も「エー! こうだったかなぁー」と悩んで書いていますから!

・作者はキャノンユーザーです。
作者は、フィルム、デジタルともキャノンのカメラ(Canon EOSとIXY)を愛用しいてます。
その為、キャノン特有の用語、または機能で説明する場合があります。
キャノンユーザー以外の方には申し訳ありませんがご了承願います。

・過去の記事でも変更しています。
普通ブログは日記風ですが、このブログは日記というより本に近い作りになっています。
その為、過去の記事で誤り以外でも、説明が不十分と思った時はその都度修正しています。
「以前読んだ時と違うなぁー」と感じる方がいると思いますが、ご了承願います。

以上の点を踏まえた上で、当ブログをお楽しみ下さい。

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白黒、カラーネガからリバーサルフィルムへ

私のカメラの始まりは白黒フィルムでした。
部屋を改造して暗室も作りました。
暗室といっても床の間に暗幕を張っただけの簡単なもので、もちろん、そんな場所に水道なんて引けるはずもなく水洗いは一度バケツに溜め置きした水で洗ってから洗面所に持っていったり、暗幕一枚では完全に遮光することが出来なかったので、焼付け(プリント)はみんなが寝静まった深夜の作業でした。
狭い暗室、赤い電球の下で現像液に浸した印画紙から徐々に現れる画像に一喜一憂していたと覚えています。
今のデジカメのように「撮ってプリンタを接続すれば、ハイ出来上がり」に比べると、恐ろしく時間のかかる作業ですが、そこは趣味の世界ですから、時間と手間は関係なく楽しいんですね。
フィルム現像だけなら暗室も不要なので、今でも少々道具を購入すれば明日にでもやれることですが、ラボ任せの便利さとスキャナー、デジタルカメラ、パソコンなどドライな処理から現像液など水物を扱うウェットな処理に再チャレンジするには、少々腰が重くなってしまったようです。

ところで、今回のタイトルは「白黒、カラーネガからリバーサルフィルムへ」でしたね。
現像もラボ任せにするようになると、使うフィルムはもっぱらカラーネガフィルムへと変わりました。
カメラ雑誌を参考にフジ、コダック、コニカ、ISO感度も下はISO25から上はISO1600まで様々なフィルムを使ってみましたが、フィルム毎の違いをさほど感じられず、出来上がる写真も雑誌に掲載されてる写真とは段違いの出来。
まぁープロの撮った写真と比べる事自体が愚かなのですが、「これはフィルムが違うんだ」と身勝手な考えから、リバーサルフィルムへのチャレンジを始めました。
確かリバーサルフィルムの一本目は栗駒山だったと思います。
帰ってからラボに現像を依頼し、ライト、レンズが一体となったビューアーを購入して待つこと3、4日。
出来上がったスライドの鮮やかな発色・色彩美に感激!
「ヘェー! スライドって、こんなに綺麗なんだぁー!!」
もうそれからは、リバーサルフィルムの虜でした。
ただ、発色、抜けの良さと同時にネガでは全く気にならない(分からない)ような露出の違いが顕著に現れるリバーサルフィルムの特性に一苦労です。
ネガフィルムの場合はプリント時に補正できますが、現像で写真が完成するリバーサルフィルムはシャッターを切った瞬間に成否が決まります。
アンダー、オーバーも撮影者の意図(露出)通りに出来上がります。
これはリバーサルフィルムの魅力であり、また、厄介で面倒なところでもあります。
悩みながら露出補正はするも、なかなか思い通りにはならず失敗作も多く作ってしまいました。
恥ずかしながら正直言うと「多く作ってしまいました」ではなく、「多く作っています」の現在進行形ですが、今はその数は減っています。
「そんなに綺麗なの?」と興味を持った人は、是非一度リバーサルフィルムにチャレンジしてみてはどうですか!?
失敗作があったって、へっちゃらですよ。
最初から上手くいくなんてそうそうありませんから!
誤解のないように付け加えておきますが、こんな事を言う私は如何にも上手いように聞こえますが、前にも言いましたが決してそんな事はありません。
今でも失敗作を撮り続けていますから!

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用語説明と索引

[あ]  [か]  [さ]  [た]  [な]  [は]  [ま]  [ら]

[A] [D] [I] [M] [P] [T]

<あ>

アイカップ(アイピース)
ファインダー(接眼部)に付けるゴム状の部品のことです。
アイカップ(アイピース)
 
アイピースシャッター ・・・ファインダーにある機構
ファインダーから眼を離して撮影する際、ファインダーから入り込む光で露出が狂わないようにファインダーをふさぐ幕のことです。
アイピースシャッター
 
アクセサリーシュー
カメラに単体ストロボ(フラッシュ)などのアクセサリーを取り付ける部分をいいます。
アクセサリーシュー
 
アンダー ・・・露出に関連する用語
露出不足(露出が足りないこと)、若しくは、露出を下げることをいいます。
アンダーの反対は「オーバー」です。
==>AE(自動露出)

一脚 ・・・アクセサリー
カメラぶれを防ぐためのアクセサリーです。
三脚の脚が一本になったようなもので、三脚同様カメラぶれを防ぐためのアクセサリーですが、構造上自立できないので完全にぶれを抑えることは出来ません。

色温度
光源の色(温度)を表す数値で、普通単位はK(ケルビン)です。
色温度が高いと青っぽい写真になり、逆に低いと赤っぼい写真になります。

インターネガ
リバーサルフィルムからネガカラーフィルムを作る(複製する)ことです。
リバーサルフィルムから大量にプリントするなら、インターネガを作成してネガプリントした方が安くなります。
==>リバーサルフィルムへ挑戦 (2)

エクステンションチューブ(中間リング、接写用中間リング)
被写体を大きく写す為のアクセサリーで、レンズとカメラの間に装着します。
(エクステンションチューブはレンズの最短撮影距離を短くするアクセサリーです。)
同じように被写体を大きく写す為のアクセサリーにクローズアップレンズがあります。

置きピン ・・・撮影手法
予め被写体の通過ポイントにピントを合わせておき、被写体がそのポイントに来た時に撮影する手法で、モータースポーツ、鉄道写真などの撮影に使われます。
==>走る車を撮りたい

オートフォーカス(AF)
自動ピント合わせ(AF:AutoFocus)のことで、カメラが被写体にピント(焦点)を合わせいてくれる機能です。
ピントを合わせる場所(エリア)はフォーカスエリア(AFフレーム)と呼ばれ、カメラ毎にその数や並び方は違います。
==>オートフォーカス (2)

オーバー ・・・露出に関連する用語
露出過多(露出が多いこと)、若しくは、露出を上げることをいいます。
オーバーの反対は「アンダー」です。
==>AE(自動露出)

<か>

開放(開放値) ・・・露出に関連する用語
レンズの持つ絞りを最大に開ける事(F値を最小にする事)で、その値はレンズ毎に異なります。
==>絞りの働き(2)

カラーベタ(ベタ焼き、密着プリント)
写真を一覧できるように、まとめて小さくプリントしたもので、写真(ネガ)の整理、同時プリントしないで気に入った写真だけプリントしたい場合に重宝します。
==>フィルムの保管方法

逆光 ・・・光の向き
撮影する被写体に対し光源が被写体の後方にある状態をいいます。(=>順光、斜光)

クローズアップ撮影(接写)
被写体に近付いて大きく撮ることです。

<さ>

三脚座
レンズ(カメラ)を三脚や一脚に固定する部品のことです。
大型で重いレンズを装着した際のバランスをとるのと、マウントへの負担を減らします。
三脚座
 
視差(パララックス)
ファインダーで見る範囲とフィルムに写る範囲がずれる事で、コンパクトカメラなどで起こる現象です。
==>一眼レフカメラの構造

視度調節機構 ・・・ファインダーにある機構
ファインダーが鮮明に見えるように視度を調節できる機構のことです。
視度調節機構
 
自動段階露出(AEB)
予め補正幅を指定しておけば、カメラが自動的に露出を変えて撮影してくれる機能です。
==>活用したいAEB

絞り
穴の大きさを変えることで露光(露出)を調節する機構で、レンズ内部にあります。
==>絞りの働き(1)

絞り込みボタン(プレビューボタン)
被写界深度(ピントの合っている範囲)をファインダーで確認できる機構の事です。
==>絞りの働き(2)  絞りと描写(1)

視野率
ファインダーで見える範囲と、実際にフィルム、またはメモリーに記録される画像の範囲を比率で表した数値です。
ファイルダーで見る範囲の方が小さく、一般向けのカメラは90%前後ですが、プロ用に視野率100%のカメラもあります。
==>一眼レフカメラの構造

シャッター
光を遮光する幕(板)で、開いている時間で露光(露出)する量を調節する機構です。
==>シャッターの働き

斜光 ・・・光の向き
撮影する被写体に対し光源が被写体の横や斜め前方にある状態をいいます。(=>順光、逆光)

順光 ・・・光の向き
撮影する被写体に対し光源が被写体の正面にある状態をいいます。(=>逆光、斜光)

焦点距離
レンズの中心から像を結ぶまでの距離の事です。
この焦点距離が長いレンズを望遠レンズ、短いレンズは広角レンズと呼ばれます。

ズームリング
ズームレンズの焦点距離を変えるリングのことで、単焦点レンズにはありません。

ズームレンズ
焦点距離を変えられるレンズのことです。
※焦点距離が変えられないレンズは単焦点レンズと言います。

スプロケット
カメラ内部にあるフィルムを巻き上げる為の歯車のことで、フィルムのパーフォレーションと噛み合います。
==>フィルム装着の仕方と注意

接写(クローズアップ撮影)
被写体に近付いて大きく撮ることです。

増感処理
既定のフィルム感度を、現像処理で感度を上げることです。
例えばISO400のフィルムを、現像時にISO800にします。
(極端な増感は画質を低下させます。)
==>フィルムの基本(3)

測光方式
カメラが露出を決定する方式(光の測り方)で、中央部重点平均測光、多分割(評価)測光、部分測光などがあります。

<た>

ダイナミックレンジ

フィルムで言うところのラチチュードにあたり、画像として再現(処理)できる範囲をいいます。
==>AE(自動露出)

ダイレクトプリント(リバーサルプリント)
リバーサルフィルムからプリントすることです。
ネガフィルムからプリントするより割高になります。
==>リバーサルフィルムへ挑戦 (2)

タングステンタイプ ・・・フィルム
写真用ライトの下で撮影することを前提に製造されたフィルムタイプのことです。(=>デーライトタイプ)
==>フィルムの基本(1)

単焦点レンズ
焦点距離が変えられないレンズのことです。
※焦点距離が変えられるレンズはズームレンズと言います。

中間リング・接写用中間リング(エクステンションチューブ)
被写体を大きく写す為のアクセサリーで、レンズとカメラの間に装着します。
(エクステンションチューブはレンズの最短撮影距離を短くするアクセサリーです。)
同じように被写体を大きく写す為のアクセサリーにクローズアップレンズがあります。

長時間露光(バルブ撮影)
バルブ機構を利用した撮影方法で、星の軌跡など長時間シャッターを開いて撮影する手法です。

デーライトタイプ ・・・フィルム
一般的に広く使われているフィルムのほとんどがこのタイプで、日中の太陽光の下で撮影することを前提に製造されたフィルムタイプのことです。(=>タングステンタイプ)
==>フィルムの基本(1)

手ぶれ
手持ち撮影で露光中(シャッターが開いている時)カメラを持った手が動くことで、不鮮明な写真になることを言います。
==>シャッター速度と描写(1)

トリミング
現像(引伸ばしプリント)する時にフィルムに写っている画像から不要な部分をカットしてプリントすることです。
==>もっとネガフィルムを楽しむために

<な>

流し撮り
動く被写体を追従しながら低速シャッターで撮影する手法で、背景がぶれ、スピード感、流動感を表現できます。
==>シャッター速度と描写(2)

ネガフィルム(ネガカラーフィルム)
プリントすることを前提にしたフィルムで、現像するとネガ(陰画)になります。
安価で、ラチチュードが広く扱いやすいので広く一般に使用されているフィルムです。
==>ネガとポジ

<は>

パーフォレーション
フィルムの両端に空いた穴のことです。
パーフォレーション ==>フィルム装着の仕方と注意

 
パトローネ
フィルムが収納されているケースの事です。
パトローネ==>フィルムの基本(1)
 
パララックス(視差)
ファインダーで見る範囲とフィルムに写る範囲がずれる事で、コンパクトカメラなどで起こる現象です。
==>一眼レフカメラの構造

バルブ
シャッターボタンを押している間、シャッターが開いている機構のことです。
星の軌跡などを撮影する場合に使用します。
==>シャッター速度と描写(2)

バルブ撮影(長時間露光)
バルブ機構を利用した撮影方法で、星の軌跡など長時間シャッターを開いて撮影する手法です。
==>シャッター速度と描写(2)

ハレーション
強い光が当たった部分がにじんだり、回りが白くなる現象をいいます。

パンフォーカス
近影から遠景までピントの合っていることを言います。
==>シャッター速度と描写(2)

被写界深度
ピントの合っている範囲のことで、レンズの焦点距離、被写体までの距離、絞りで変わります。
==>シャッター速度と描写(2)

ヒストグラム
撮影した画像の輝度分布を表したグラフで、画像の明るさ、暗さの傾向を把握できます。
輝度以外にRGB(色成分)も表示できるモデルがあります。
==>ヒストグラム

ピントリング
レンズの機構でピントを調節するリングのことです。

ファインダー
被写体を確認する(覗く)小窓のことで、一眼レフカメラの場合はフィルムに写る範囲を確認できます。(確認できる範囲は90~100%でカメラによって多少異なります)
==>一眼レフカメラの構造

フォーカスフレーム(フォーカスエリア、AFフレーム)
カメラがAF(自動ピント合わせ)するフレーム(枠)のことです。
ファインダーを覗いた時に見える複数の小さなフレームで、メーカー/モデル毎に数、並び方が違います。
==>オートフォーカス (2)

フォーカスロック
AFモードがワンショットAF(シングルAF)の場合、シャッター半押しで一旦ピントが合うと、半押ししている間はピント位置が固定される機能です。
==>フォーカスロック

フレアー
交換レンズ内ののレンズ面、筒で光が反射し、画像がにじんだり、コントラストが低下する現象をいいます。
※この現象を利用しているのがソフトフォーカスレンズです。

フレーミング
ファインダーを覗きながら写真に写す範囲を決めることです。
※現像(引伸ばしプリント)時に不要な部分をカットすることは、トリミングといいます。

プレビューボタン(絞り込みボタン)
被写界深度(ピントの合っている範囲)をファインダーで確認できる機構の事です。
==>絞りの働き(2)  絞りと描写(1)

ベタ焼き(カラーベタ、密着プリント)

写真を一覧できるように、まとめて小さくプリントしたもので、写真(ネガ)の整理、同時プリントしないで気に入った写真だけプリントしたい場合に重宝します。
==>フィルムの保管方法

ポジフィルム(リバーサルフィルム)
リバーサルフィルムのことで、現像するとスライド(ポジ)になるフィルムです。
発色が良く、印刷原稿に適していることからプロ、写真愛好家に使用されているフィルムです。
==>ネガとポジ

<ま>

マウント
スライドフィルムを観賞、保管するためのプラスチック製や紙製のフレーム(枠)のことです。
==>リバーサルフィルムへ挑戦 (2)

密着プリント(ベタ焼き、カラーベタ)
写真を一覧できるように、まとめて小さくプリントしたもので、写真(ネガ)の整理、同時プリントしないで気に入った写真だけプリントしたい場合に重宝します。
==>フィルムの保管方法

<ら>

ラチチュード
フィルムの露出に対する許容度のことで、画像として再現できる範囲をいいます。
デジタルカメラでは、ダイナミックレンジにあたります。
==>AE(自動露出)

ラボ
フィルムの現像、プリントを行う専門店の事です。
プロカメラマンを対象にしているラボはプロラボとも言われいます。

リバーサルフィルム(ポジフィルム)
リバーサルフィルムはポジフィルムとも呼ばれ、現像するとスライド(ポジ)になるフィルムです。
発色が良く、印刷原稿に適していることからプロ、写真愛好家に使用されているフィルムです。
==>ネガとポジ

リバーサルプリント(ダイレクトプリント)
リバーサルフィルムからプリントすることです。
ネガフィルムからプリントするより割高になります。
==>リバーサルフィルムへ挑戦 (2)


リモートスイッチ(レリーズ)
カメラ本体に直接触れることなく、シャッターを切るためのアクセサリーです。
三脚を利用して撮影する場合に使用します。

レリーズ(リモートスイッチ)
カメラ本体に直接触れることなく、シャッターを切るためのアクセサリーです。
三脚を利用して撮影する場合に使用します。

レンズフード
レンズにゴミや日光が入り込むことで防ぐ筒状のアクセサリーです。
レンズの焦点距離(画角)によって長さが異なります。

レンズマウント
レンズ交換式カメラのカメラとレンズを結合する部分で、その形式はカメラメーカー毎に異なります。

露光(露出)
フィルム、または撮像素子(CCD、CMOSなどの光センサー)に光を当てることです。
==>AE(自動露出)

<A>

AE
自動露出(AutoExposure:オートエクスポジャー)のことで、カメラが自動的に標準露出を設定してくれる機能です。
代表的なものにAV(TimeValue)、TV(ApertureValue)、P(Program)などがあります。
==>AE(自動露出)  標準露出とAE(2)

AEB(自動段階露出)
予め補正幅を指定しておけば、カメラが自動的に露出を変えて撮影してくれる機能です。
==>活用したいAEB

AF
自動ピント合わせ(AutoFocus:オートフォーカス)のことで、カメラが被写体にピント(焦点)を合わせいてくれる機能です。
ピントを合わせる場所(エリア)はフォーカスエリア(AFフレーム)と呼ばれ、カメラ毎にその数や並び方は違います。
==>オートフォーカス (2)

AFフレーム(フォーカスフレーム、フォーカスエリア)
カメラがAF(自動ピント合わせ)するフレーム(枠)のことです。
ファインダーを覗いた時に見える複数の小さなフレームで、メーカー/モデル毎に数、並び方が違います。
==>オートフォーカス (2)

AV
AV(ApertureValue:アパチャーバリュー)はAEの一つで、絞り速度優先AEのことです。
絞りを選択するとシャッター速度はカメラが自動設定します。
※キャノンとペンタックスはAV、ニコンとオリンパスはAと表記されています。
==>標準露出とAE(2)

<D>

DXコード
フィルムの種類、ISO感度、撮影枚数などを表すコードで、フィルムパトローネに付けられています。
※フィルムをセットするとカメラがこのコードを読み取り、ISO感度、撮影枚数を自動設定します。
==>フィルムの基本(1)

<I>

ISO感度(イソ感度)
フィルムの光を感じる度合いを数値で表したもので、数値が大きいほど高感度(光に敏感)になります。 昔はASAと表記されていました。
==>フィルムの基本(1)  フィルムの基本(2)  フィルムの基本(3)

<M>

MRC
MRC(ミッドロールチェンジ)とは、撮影途中のフィルムでも交換できる機能です。
取り出したフィルムを、再度カメラに装着すると続きから撮影できます。
例えば撮影状況の変化によって別のISO感度のフィルムを使いたい時など、この機能があると便利です。
==>フィルムの基本(3)

<P>

P
P(Program)はAEの一つで、プログラムAEのことです。
撮影者がカメラが決めた標準露出(シャッター速度と絞り)の組み合わせの中から選択する方式です。
==>標準露出とAE(2)

<T>

TTL
Through The Lensの略で、撮影レンズを通ってきた光を使用して測光する方式のことです。

TV
TV(TimeValue:タイムバリュー)はAEの一つで、シャッター速度優先AEのことです。
シャッター速度を選択すると絞りはカメラが自動設定します。
※キャノンとペンタックスはTV、ニコンとオリンパスはSと表記されています。
==>標準露出とAE(2)

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もっとネガフィルムを楽しむために

ネガフィルムのいいところは、リバーサルフィルムと比較してフィルム、プリントとも安価であること、また、ラチチュードが広く扱いやすいところにあります。
露出補正など気にせず全てカメラ任せにしても、ほとんど失敗することがないのは、このラチチュードの広さにあります。
これらのことから多くの人に親しまれているネガフィルムですが、夕陽の色など「何か、あの時のイメージと違うなぁー」と感じたことはありませんか。
ネガフィルムで写真を楽しんでいる人の多くは同時プリントを依頼していると思いますが、同時プリントはオートプリンターという機械で処理されます。
このオートプリンターという機械は、露出ミス、色かぶりなどを判断し自動的に補正してくれる賢い機械で、そのおかげで失敗写真を見る機会が少ないのですが、必ずしも頭に残っているイメージ通りの写真になるとは限りません。
旅のスナップなどアルバムに綴じておくのであれば多少の色の違いは気になりませんが、作品として楽しむ、大切な記念写真とするなら、思い通りの写真を残したいものです。
そんな時は思い切って「手焼きプリント」を依頼してみてはどうでしょう。
手焼きプリントはラボマンが一枚一枚処理するので、イメージに近い色、露出を写真にすることが出来ます。
またサイズを六切(約20×25cm)、四切(約25×30cm)位の大きさにするとグッと作品らしく(?)なります。
多少割高になりますが、壁に掛けておくと「へぇー、素晴らしいね! 誰が撮った写真?」と絶賛されるかもしれません。
参考までに手焼きプリントはラボマンが丁寧に処理するとはいえ、自分が描いているイメージが正確に伝わっていないとオートプリンター同様、期待通りの写真になるとは限りません。
「もう少し茜色に」と言っても人それぞれ思い描く色は微妙に違います。
見本となる色(写真)を添付するなど、なるべく具体的に指示するようにしましょう。
トリミングとは また、手焼きプリントはトリミング(ネガに写っている画像から不要な部分をカットしてプリントする手法)の指定も出来ますが、極端なトリミングは写真画質を劣化させます。
被写体をファインダーで確認して撮ることのできる一眼レフカメラですから、撮影時の構図にも気を使いトリミングをしないようにしましょう。

最後のおまけ
オートプリンターでプリントすると、ネガに写っている画像の外側一回りほどがカットされます。
そんな端に重要な被写体を写す人はいないと思いますが、もしそれが重要な意味を持つのであれば、ラボ(現像所)に相談してみては!?
ぎりぎりまでプリントしてくれると思います。

それでは、(^^)/~~~

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ネガとポジ

今回はネガフィルムとリバーサルフィルムについてもう少し詳しく説明します。
リバーサルフィルムはポジフィルムとも呼ばれています。
これはネガフィルムに対応した呼び方で、ネガは陰画、ポジは陽画になります。
ネガにポジ?、陰画に陽画?
ピンときませんよね!?
簡単に言うとポジはスライドのことで、そのまま写真として観賞できます。
一方のネガは画像の明暗が反転しオレンジ色にマスクされているので、プリントしないと写真として観賞できません。
次に撮影から写真になるまで両者を比較してみます。

ネガフィルムとリバーサルフィルムの違い
 
1.撮影
ネガフィルムでも、リバーサルフィルムでも撮影は全く同じです。
 
 
2.現像
どちらのフィルムも現像が必要ですが、リバーサルフィルムはこの現像だけで写真(スライド)が完成します。
 
 
3.プリント
ネガを印画紙にプリント(焼き付け&現像)して写真が出来上がります。
参考までに同時プリントとは、この現像とプリントを続けて行うことです。
ところで、リバーサルフィルムはそのままスライドとして楽しむといっても、「あの小さいサイズをどうやって楽しむの?」と思われてる方もいるのでは。
次回は、ネガ、ポジの楽しみ方についてです。
それでは! (^^)/~~~

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フィルムの基本 (3) ISO感度と露出(絞りとシヤッター速度)の関係

今回はISO感度と露出(絞りとシヤッター速度)の関係です。

まずISO感度は、ISO64、125、160などひねくれた(?)半端な感度のフィルムありますが、多くは25、50、100、200、400、800、1600、3200と数値が2倍になっています。
前々回の説明で、ISO感度は光を感じる度合いを表す数値と説明しましたが、ISO感度の数値だけでは違いを実感できないと思いますので、その違いを絞りとシャッター速度に置き換えて説明します。
そこで思い出していただきたいのが「段」です。
シャッター速度・絞りと段
この図は以前の説明で使用したものですが、思い出していただけましたか?
ISO感度の数値の2倍は、絞り、またはシャッター速度の1段分に相当します。
下の表は、ISO100、絞りF8、シャッター速度1/60秒を標準露出とした場合、ISO感度毎の絞りとシャッター速度の対応を表しています。
ISO感度と露出
例えば 絞りをF8に固定した場合、ISO200での露出(シャッター速度)は1/125秒、ISO400では1/250秒、ISO800では1/500秒になります。
またシャッター速度を1/60に固定した場合は、ISO200での露出(絞り)はF11、ISO400ではF16、ISO800ではF22になります。

ところで、これらの事から「それじゃ、高速シャッターの可能な高感度のフィルムを持っていればいいのかな?」と思っていませんか?
確かに暗い状況では高感度フィルムは真価を発揮しますが、階調、きめ細やかさでは低感度フィルムに劣ります。
また、絞り開いて背景をぼかしたくても、明るい場所ではシャッタースピードが対応できない場合もあります。
デジタルカメラであれば、その場の状況、被写体に応じて変更することが可能ですが、フィルムカメラの場合はフィルムを換えることになります。
あらかじめ、プリント時のサイズ、撮影時の状況を考えて(予想して)フィルムを選択しましょう。

でも、世の中そうそう予想通りに行くとは限りません。
そこで、ちょっとした対応策を紹介しておきます。

まず、高感度フィルムを使用したとき、シャッター速度を最速にしても明るすぎて絞りを開けられない場合、NDフィルターを使うという方法があります。
NDフィルターとは色を変えず明るさを落とす(暗くする)フィルターです。

次に、明るさが足りずスローシャッターになってしまう場合の対応ですが、フィルム現像時に増感処理する方法があります。
増感は感度を1段~2段程度あげるように現像することで、例えばISO100のフィルムをISO200の感度なるように現像することです。
この方法はフィルム単位で行うので、フィルムの途中、例えば10枚目以降からISO200にするといった事はできません。
その手順ですが、まずフィルムを装着するとカメラがフィルムパトローネ(フィルムのケース)のDXコードを読み取って自動的にISO感度と撮影枚数を設定します。(DXコード:幾つか長方形に金属が出ている部分で、カメラはこの情報を読み取ります。)
次にカメラが自動設定したISO感度を手動で変更します。
例えばISO100をプラス1段増感するならISO200に変更します。
(ISO感度の変更方法はカメラの説明書を読んで下さい)
その後は通常通り撮影して構いません。
そして忘れてならないのが、このフィルムを現像に依頼する時、「プラス1段(ISO200)に増感して下さい」と伝えることです。
以上が増感する場合の手順です。

ただし、増感は画質を低下させたり、なかには増感に対応できないフィルム、増感に応じてくれないラボ(現像所)もあるので、あまりお勧めとは言えません。
でも、非常手段として覚えておけば、いつか役に立つ時があるかもしれませんね。

最後におまけを一つ。
フィルムは途中で換えられないといいましたが、APSカメラでMRC機能を備えたカメラの場合は例外です。
MRC(ミッドロールチェンジ)機能とは、撮影途中のフィルムを巻き戻し別のフィルムを装着して撮影した後でも、取り出した撮影途中のフィルムを再度装着して撮影を継続できる機能です。
是非一眼レフにも欲しい機能ですね!

それでは、今回はこれで終了です。
(^^)/~~~

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フィルムの基本 (2) ISO感度と階調・粒状性の関係

フィルムの説明でISO感度が出ましたので、パッケージには記載されていないISO感度と階調・粒状性の関係について触れておきます。

まず階調(グラデーション)とは明暗の段階のことで、粒状性とはフィルムの粒子の大きさを言います。
一般的に低感度フィルムほど階調が豊かで粒子も細かくなり、高感度フィルムになるほど階調が乏しく粒子も大きくなります。
具体的には低感度フィルムで撮影した写真はきめ細やかな写真になり、高感度フィルムで撮影した写真は粗くざらついた質感になります。
これでは高感度フィルムの立つ瀬がないように思えますが、高感度フィルムは光に敏感な分だけわずかな光で撮影できること、言い換えれば高速シャッターが選択できます。
例えば静物の撮影は低速シャッターと三脚で対応できても、動体は三脚だけではどうしようもありません。
高速シャッターが選択できることは高感度フィルムの大きな強みです。

ところで粒状性がうんぬんと言ったばかりですが、最近のフィルム、特にネガフィルムは高感度でも粒状性が良く、プリントサイズ次第ではあまり気にすることはありません。
例えばネガカラーフィルムでプリントをLサイズ(サービスサイズ)だけにするなら、ISO100でもISO800でもそれほどの違いを感じることはないはずですから、手軽に撮影を楽しみたい人は様々な撮影状況に対応できて扱いやすいISO400、ISO800を使うといいでしょう。

しかし、四切(約25×30cm)、半切(約35×43cm)など大きくプリントする事を前提にするなら、階調、粒状性に優れた標準感度、低感度フィルムを使う事をお勧めします。

でも中にはあえて粗いざらついた表現を試して見たいという人もいるでしょう。
これもまた写真ならではの表現です。
私もそんな表現を狙ってモノクロの高感度フィルムを使ったことがありました。
手を替え品を替え、作品作りにチャレンジしてみて下さい。
次回はISO感度と露出(絞りとシヤッター速度)についてです。

それでは、(^^)/~~~

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フィルムの基本 (1)

「ニコン、コニカミノルタがフィルムカメラから撤退」、「老舗カメラ店の閉店」など、最近フィルムユーザーには悲しいニュースが多くなりました。
そんなご時世のなか、あえてフィルムの説明をしたいと思います。

フジカラーSUPERIA、フジカラーSUPERIA Venus、フジカラーPro400、コダックGOLD、コダックSuperGOLD・・・、カメラ専門店のフィルムコーナーに行くと、一般的なネガカラーフィルムだけでも一体どれを使ったらいいのか悩んでしまうほど多くの種類があります。
中には、インフラレッド(赤外線フィルム)のように特殊なフィルムもありますが、今回は一般的な35mmネガカラーフィルムとリバーサルフィルムについて説明します。
まずは、簡単にフィルムの基本から始めます。
これから説明する項目はフィルムのパッケージに記載されていますので、もし手元にあるなら参考までに確認してみてください。

<フィルムのサイズ>
カメラによって使用できるフィルムサイズは決まっています。
今回、この教室の対象は35mm一眼レフカメラですから、フィルムサイズは「135」(24×36mm)になります。
135はフィルムサイズを表す数値で、35mmフィルムの135以外にAPS用の240、ブローニー(大判カメラ)用の120、220などがあります。

<フィルムのタイプ>
・ネガカラーフィルム・・・広く一般的に使われているフィルムで、プリントすることを前提したフィルムです。
現像するとオレンジ色に仕上がるフィルムで、同時プリント(現像とプリント)を依頼したことがある人なら間違いなく目にしているでしょう。
・リバーサルフィルム・・・現像するとスライド(ポジ)になるフィルムです。
印刷原稿に適しているのでプロが使用するほか、その美しさから写真を趣味とする人達に愛用されています。
・モノクロフィルム・・・白黒フィルムのことです。
・APSフィルム・・・APSは、Advanced Photo Systemの略で、撮影前も現像後もフィルムはカートリッジに収納されています。
フィルムの装着や保管が簡単で、フィルムには映像以外に撮影日時、シャッタースピード、絞りなどの撮影データが記録されます。

<ISO感度>
ISO感度とは光を感じる度合いを数値で表したもので、昔はASAと表記されていました。
数値が高いほど感度が良く(光に敏感になり)、低いほど鈍くなります。
一般的にISO100~ISO400を標準感度フィルム、それより数値の大きいISO800、ISO1600を高感度フィルム、逆にISO50など小さい数値のフィルムを低感度フィルムと呼んでいます。
どのISO感度のフィルムを使用するかは被写体、撮影状況などを考慮して決めます。
例えば、高速シャッターの必要なスポーツや、室内、夜景などの撮影なら高感度フィルム、三脚を構えじっくり撮るなら標準感度、低感度フィルムなどを選択するとよいでしょう。
参考までに私の場合は、旅のスナップなら風景などの撮影から屋内での撮影、夜景撮影など様々な状況に対応できるようにISO400かISO800のネガカラーフィルム、撮影が主体ならISO50かISO100のリバーサルフィルムを使用しています。

<光源(デーライトとタングステン)>
これは聞き慣れない言葉だと思いますが、光には温度(色温度)があります。
色温度に関しては別の機会に詳しく説明しますが、フィルムは一定の色温度を基準に製造されています。
簡単に言うと太陽光で撮るのか、タングステン光(写真用ライト)で撮るのかで、使用するフィルムが違います。
日中の屋外(太陽光)、フラッシュ撮影の場合はデーライトを、写真用ライトで撮影するならタングステンを使用します。
ネガカラーフィルムを使うのなら市販されているほとんどがデーライトタイプでタングステンタイプを探す方が大変ですが、リバーサルフィルムはタングステンも多いので注意して下さい。
※私も含めて、このブログを読んでいる人で写真用ライトを使用して撮影する人はまずいないと思いますが、写真用ライトとは別に、日中このタングステンタイプのリバーサルフィルムで撮影すると青っぽい写真になります。(ネガの場合はプリント時に補正されるので狙い通りにはなりません)

<有効期限>
フィルムも食品同様に有効期限があり、保管場所についても高温多湿の場所に置くのは好ましくありません。
化学変化を利用して映像を記録するフィルムは未撮影であっても時が経つにつれ徐々に化学変化が進行し最後は正常な発色が出来なくなります。
その目安が有効期限です。
ただし、有効期限内であってもフィルムの保管状態によっては使用できなくなる場合もあります。
例えば夏場、高温になる車内に長時間放置しておくなどは厳禁です。
また、撮影済みのフィルムは未撮影のフィルム以上に化学変化が進行するので、撮影後は速やかに現像に出しましょう。

<DXコード>
パトローネとDXコード フィルムの銘柄、ISO感度、撮影枚数などを表すコードで、パトローネに付けられています。
フィルムを装着するとカメラがこのコードを読み取り、ISO感度、撮影枚数を自動設定します。


それでは、(^^)/~~~

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走る車を撮りたい(置きピン)

実は友達に「カメラのブログを始めたから読んでみて」とPRしてたのですが、その感想は
「難しすぎて分かんないです。」
「もっと、易しくなりませんか? 私、レースを撮ってみたいんですけど。」
「エー! もっと易しく!?・・・んー、これは困った。」
と、言うわけで、いろいろ悩んだ結果、「とりあえず撮ってみたい編」を追加することにしました。
(とりあえずなので、説明していない用語には簡単に説明を入れますが、詳しく知りたい場合は当面カメラに添付の説明書を読んで下さい。)
その初回は、友達の要望に応え「走る車を撮りたい」です。
私がそうでしたが、カメラで動く被写体を撮る場合、苦労するのはピント合わせでしょう。
AFが進歩したとはいえ、それ以前に被写体をフォーカスエリアから外れないよう追尾するのには慣れが必要です。
でも、ご安心を!
今回はAFも追尾も不要な「置きピン」と言われる撮影方法です。
これは、あらかじめ被写体の動きを予測してピントを合わせておき、被写体がそのポイントに来た時にシャッターを切る撮影方法で、自動車レース、鉄道写真などでよく利用されます。

では、自動車レースを例に説明します。
置きピンの説明1 レースは走るコースが決まっていますから、自分の撮りたいポイント(例えばコーナーの立ち上がり)で、車の位置(通過点)を確認します。
私はレースを撮ったことはありませんが、スタンド前などストレートを高速で疾走する車を真横から捕らえるのは至難の業(?)、私ならスピードが落ちるコーナー付近、ストレートなら撮影者のいる場所の手前(通過前)を選ぶと思います。

通過ポイントが確認できたなら、カメラのセッティングをします。
0.もし三脚があるなら、三脚を立てカメラを取り付け、レリーズ(リモートスイッチ)をセットします。
1.レンズフードを取り付けます。
※レンズフードはレンズに日光などが入り込むことで発生するフレア、ハレーションを防ぐばかりでなく、レンズに付くゴミ、ホコリを防ぐのにも有効です。
2.測光方式は評価測光(多分割測光)にします。
3.AE(自動露出)はTV(シャッター速度優先AE)にします。
4.シャッター速度は、止めるなら1/500~1/1000秒、ぶらすなら1/60~1/125秒が目安でしょう。
※シャッター速度については、「シャッター速度と描写」を参照してください。
5.フォーカスモードは、AF(オートフォーカス)ではなく、必ずMF(マニュアルフォーカス)にします。
6.通過ポイントに合わせ、ファインダーをのぞきながらピントリングを回してピントを合わせます。
この時、なるべく中央のAFフレームで被写体(車)を捕らえるようにします。
これは普通、MF(マニュアルフォーカス)と評価測光の組み合わせの場合、中央のAFフレームで露出が計算されるからです。

置きピンの説明2 以上でセッティングは完了です。
そして、お目当ての車がピントを合わせた通過ポイントに来た時、リモートスイッチ(シャッター)を押せばバッチリ写っているはず(?)です。
シャッターを切るタイミングですが、通過ポイントよりほんの気持ち手前で切ります。
「今だ!」と思って押したのでは、認知~押す動作~シャッターのタイムラグなどで少し遅れてしまうからです。
また、高速連写が可能なカメラならドライブモードを連写(連続撮影)にして、2枚ほど撮っておくと安心でしょう。

最後にフィルムについて触れておきます。
高速シャッターを使用する場合、考えておかなければならない事に天候(明るさ)があります。
どんより曇り空に低感度フィルムでは高速シャッターを選択できなくなります。
デジカメの場合なら、その場でISO感度を変更できますが、フィルムの場合は途中から感度を変えることはできません。
曇りの時も考えISO400のフィルムも準備しておいた方が良いでしょう。
(撮影前であれば増感するという手もありますが・・・また話が長くなるので別の機会にします)

<用語説明>
オートフォーカス:自動ピント合わせのことです。
マニュアルフォーカス:ファインダーをのぞきながらピントリングを手動で回してピントを合わせることです。
フォーカスエリア(測距点):カメラがピントを合わせる場所で、ファインダーでは四角い枠(3~9箇所位)がある部分です。
測光方式:カメラが露出を決定する方式(光の測り方)で、中央部重点平均測光、多分割(評価)測光、部分測光などがあります。
ISO感度:光を感じる度合いのことで昔はASAと言いました。

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絞りと描写 (2)

前回の説明で被写界深度と絞りの関係が理解できたと思います。
しかし、被写界深度を左右するのは絞りだけではありません。
「エー! まだあるの~・・・」と言わないで、続きを読んで下さい。
雑誌、ポスターなどで、モデルさんが背景から浮き上がるようなポートレートを見たことがあると思います。
そんな写真はモデルさんに目線が集中します。
もちろんモデルさんが綺麗と言う事もありますが、背景がボケて簡略されている分モデルさんに注意が向きます。
どうです? こんな写真を撮りたい!、こんな風に撮られたい!と思いませんか?
それでは、新たな意欲が出てきたところで、説明を始めます。
絞り以外に被写界深度を左右するものの一つ目はレンズの焦点距離です。
焦点距離と被写界深度の関係 絞りと被写体までの距離が同じなら、レンズの焦点距離が長い(望遠レンズ)ほど被写界深度は浅くなります。
言い換えれば、焦点距離の短い(広角レンズ)ほど被写界深度は深くなります。


そして二つ目は、被写体までの距離です。
被写体までの距離と被写界深度の関係 絞りとレンズの焦点距離が同じなら、被写体に近付くほど被写界深度は浅くなり、逆に被写体から離れるほどに被写界深度は深くなります。

以上の事を整理すると
<被写界深度を浅くしたい時>
・絞りを開ける(F値を小さくする)
・望遠レンズを使う(ズームレンズの場合はテレ側にする)
・被写体に近付く。

<被写界深度を深くしたい時>
・絞りを絞る(F値を大きくする)
・広角レンズを使う(ズームレンズの場合はワイド側にする)
・被写体から離れる。

これらのことを頭に入れ、プレビューボタンを活用すれば、被写界深度のコントロールはそれほど難しくないはずです。このあたりで、終了したいところですが、最後に注意を。
・背景をぼかしたい場合でも、メインの被写体と背景が近いと背景のぼけは小さくなります。 背景を大きくぼかしたい場合はメインの被写体と背景に距離をとります。
・あまり被写界深度を浅くすると、体の前後のゆれだけでもピンボケになります。(マクロ撮影など)
・望遠レンズは絞り込んでも、それほど深い被写界深度を得ることは出来ません。 近景から遠景までピントの合った写真(パンフォーカス)を撮りたい時は広角レンズを使いましょう。

撮影例
<トンボ>
トンボCamera:Canon EOS D60(デジタル)
Lens:Canon EF28-135mm(135mm)
ISO:400(中央部重点平均)
T:1/350 A:F5.6 手持ち

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絞りと描写 (1)

以前「絞りの働き」で、絞りとは「露光する光の量を調節するもの」と説明しました。
絞り穴の大きさを変えることで光の量を調節しますが、今回は絞りのもう一つの働き“被写界深度”の説明です。
簡単に言うと被写界深度とはピントの合う範囲の事ですが、被写界深度は写真の表現に欠かせないものですから、もう少し詳しく説明します。
まずピント(鮮明に見える部分)は、全体的にはっきりしている写真でもピントの中心は一点(距離)だけです。
これを元に“被写界深度”を説明すると「ピントの合う範囲」ではなく、「ピントの合っている被写体を中心に、その前後でピントが合っているように見える範囲」になります。
被写界深度はピントの中心から前後に1:2(前1に対して後2)になり、被写界深度から外れるに従いボケが徐々に大きくなっていきます。
この被写界深度が広い(深い)ことを「被写界深度が深い」といい、逆に狭い(浅い)ことを「被写界深度が浅い」といいます。
そして絞り(F値)との関係は、絞り(F値)を大きくすれば被写界深度は深くなり、絞り(F値)を小さくすると被写界深度は浅くなります。
おさらいですが、絞り(F値)を大きくすると絞り穴は小さく(暗く)なり、絞り(F値)を小さくすると絞り穴は大きく(明るく)なります。

イラストで説明します。
例えば前後に距離の違う花があり、撮影者に近い順に赤い花、白い花、黄色い花が等間隔で並んでいるとします。
そして真ん中の白い花をピントの中心に撮った場合、絞り(被写界深度)の違いは前後のボケとして現れます。
絞りと被写界深度の関係 下手なイラストで分かり難いと思いますので少し補足します。
上段(絞り=F4)は、絞り(F値)が小さいので被写界深度が浅く、被写界深度から外れた被写体はボケています。
特に手前の赤い花は、被写界深度から大きく外れている分、ボケも大きくなっています。

中段(絞り=F8)は少し絞った場合で、被写界深度が広がり後方の黄色い花がはっきりとし、手前の赤い花のボケも小さくなっています。

下段(絞り=F16)は更に絞った場合で、被写界深度が深くなり全ての花がはっきりとしています。

花を例にしましたが、花を撮る時は絞りをFxにして撮りなさいと言っているわけではありません。
被写界深度を浅くすることで、メインの被写体以外をぼかしてメインの被写体をより一層強調したり、逆に被写界深度を深くすることで肉眼で見た時と同じ様にするなど、表現は人それぞれです。
最後に、おさらいがもう一つ。
「絞りの働き」でプレビューボタンの説明をしましたが、被写界深度がある程度分かったところで再度説明します。
通常ファインダーの映像は、常に絞り開放(絞りの最小F値)の状態で見ています。
すから、絞りを変えても見ている映像に変化は現れません。
これでは、何処までピンとが合っているのか写真が出来上がるまで分からず、被写界深度の調整にはそれなりの経験が必要になってしまいます。
そこで被写界深度を確認するために用意された機能がプレビューボタンです。(機種によっては、この機能がないカメラもあります。)
絞った状態で、このプレビューボタンを押すと絞り羽が閉まりファインダーの映像が暗くなります。
小さいファインダーに暗い映像と少々分かり難いのですが、おおよそピントの合っている範囲を確認できます。
参考までに、プレビューボタンを押さないでファインダーで見た映像を写真にしたいなら、絞りを開放で撮ればいいことになります。

今回はここまでです。(次回も引き続き被写界深度の説明です。)
それでは、(^^)/~~~

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ニコンがフィルムカメラから撤退!?

「エッ! ニコンがフィルムカメラから撤退!?」
産経WEB(1/13)の記事を見てちょっとビックリ、そして残念です。
私は現在キャノンユーザーですが、今でもカメラなら老舗ブランド・ニコンかキャノンと思っていますから、そのニコンが・・・。
ニコンがフィルムカメラから撤退するという噂は以前からあったそうですが、その噂通りになってしまいました。
ただ、今カメラといえば主流はデジタル、フィルムカメラを買う人は減る一方なのでしょう。
そう言う私も、フィルムカメラを持ち出す機会は激減し、もし新たにカメラを買うとしてもフィルムカメラを選択肢に入れることは無く、残念なことですが、これも時代の流れと言われるものなのでしょう。

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シャッター速度と描写 (2)

今回は流し撮りとバルブ(長時間露光)について説明します。

<低速シャッター>(流し撮り)
流し撮りのイメージ 流し撮りとはメインの被写体を追いかけながら(低速シャッター速度で)シャッターを切る撮影方法です。
メインの被写体はあまりぶれませんが背景は大きくぶれるので躍動感が一層きわだちます。
背景を大きくぶらしたい時は低速に、ある程度背景が分かるようにするには高速に、シャッター速度を調整します。
前回も説明しましたが、ぶれの大きさはレンズの焦点距離、被写体までの距離、被写体の移動速度で変わってきます。
目安としては1/15~1/60程度で始めてみるといいでしょう。
ただし、これも程度があり背景を大きくぶらしたいからと言って、低速にしすぎるとメインの被写体まで大きくぶれてしまうので程々にして下さい。
参考までに、撮影例にも掲載しましたが、流し撮りの練習をするなら白鳥がお勧めです。
ただし、少し寒いので寒がりの人はダメかもしれませんが・・・。

撮影例
<白鳥>
白鳥 Camera:Canon EOS 20D(デジタル)
Lens:Canon EF100-400mm(200mm)
ISO:400(評価)
T:1/200 A:F10 手持ち



<バルブ(長時間露光)>

バルブ(長時間露光)のイメージ 少し特殊な用途ですが、花火、星、夜景などを撮影する場合に使用します。
シャッターを開いている分だけ露光するので、微量な光の星の軌跡も撮影できます。
ただし、このバルブ撮影はAEが使えませんので露出(絞りと撮影時間)はマニュアルで設定することになります。
また、三脚とレリーズ(リモートスイッチ)も必要です。
参考までに、花火の撮影はAEが使えなくても、三脚とレリーズさえあれば、誰でも簡単に撮影できます。
これについては、花火のシーズンが近付いてきた時に改めて説明します。(ただし、このブログが続いていればの話ですが・・・)

撮影例
<花火>
花火 Camera:Canon EOS 1V(フィルム)
Lens:Canon EF28-70mm(不明)
ISO:100(マニュアル)
T:バルブ(15秒位?) A:F8 三脚
※リバーサルフィルムからスキャン

<都市光>
都市光 Camera:Canon EOS 1N(フィルム)
Lens:Canon EF20-35mm(不明)
ISO:400(マニュアル)
T:バルブ(20分位?) A:F4.0? 三脚
※リバーサルフィルムからスキャン

<円周運動>
円周運動 Camera:Canon EOS 1N(フィルム)
Lens:Canon EF28-70mm(不明)
ISO:400(マニュアル)
T:バルブ(20分位?) A:F4.0? 三脚
※リバーサルフィルムからスキャン

※撮影データについて
Camera:使用カメラ(フィルム/デジタル)
Lens:使用レンズ(撮影時の焦点距離)
ISO:ISO感度(測光方式)
T:シャッター速度(露出補正) A:絞り値(露出補正) 手持ち/三脚
(注意)デジカメの撮影データはExif情報ですが、画像はブログ用に画像編集ソフトで明るさ、コントラストなどを調整していますので、撮影データと掲載画像は必ずしも一致しません。
フィルムカメラで撮影した写真には記録が無いので、「あやふやな記憶」+「感」で記載しています。

それでは、(^^)/~~~

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シャッター速度と描写 (1)

噴水のしぶきが空中で静止している写真、渓流の水が雲のように流れる写真を見たことがあると思います。
これらは写真ならではの描写(表現)で、撮影した本人ですら同じには見えていないのです。
では、「見えていないのなら偶然できた写真?」というと決して偶然ではありません
プロ、ベテランは出来上がりの写真をイメージしてシャッター速度や絞りを決めています。
「へぇー、さすがプロ」と感心ばかりしてないで下さい。
アマチュアでもこのような写真を撮れるのですから!

シャッター速度については馴染みがあると思いますのでイラストで簡単に説明します。
それと見本とは言えない写真ですが、撮影データと共に掲載しますので参考にして下さい。

<高速シャッター>
高速シャッターで撮影したイメージ 動く被写体をピタッと写し止めたい場合などに使用します。
ところで、ここで少々厄介なのが「それじゃ何秒にすればいいの?」と聞かれることです。
「ずばり1/xxx秒です」と言いたい所ですが、写し止める(ぶれの大きさ)は使用レンズ(焦点距離)、被写体までの距離、被写体の速さで違うので一概に「1/xxx秒で撮ればOK」とは言えません。
「それなら1/8000秒とかカメラの最速のシャッター速度にすれば!?」
確かにそれは止めるという観点では確実な方法なのですが、むやみにシャッター速度を上げても効果は変わりませんし、逆に被写界深度(ピントの合う範囲)が浅くなるので、あまりいい方法とも言えません。
強いて目安をいうなら、運動会など走る子供の姿を200mmレンズを使用し撮影者が静止した状態で撮るなら1/500秒~でぶれることはないと思いますが・・・?

撮影例
<取材ヘリ>
取材ヘリ Camera:Canon EOS D60(デジタル)
Lens:Canon EF100-400mm(400mm)
ISO:400(中央部重点平均)
T:1/500 A:F13 手持ち

<水踊る>
水踊るCamera:Canon EOS D60(デジタル)
Lens:Canon EF28-135mm(65mm)
ISO:200(中央部重点平均)
T:1/500 A:F13(+0.5) 手持ち


<低速シャッター>

低速シャッターで撮影したイメージ 動く被写体を意識的にぶらして躍動感、流動感間を表現したい場合に使用します。
背景はぶれませんが、動いているメインの被写体はぶれます。
ただし、あまり低速にすると背景までぶれてしまいます。
背景がぶれるのはカメラ(手や体)が動くことが原因で、このようなぶれを「手ぶれ」といいます。
手ぶれはシャッター速度に関係なく、手持ちであれば多かれ少なかれぶれているのですが、低速シャッターの場合、そのぶれが写真に顕著に現れます。
手ぶれを簡単に防ぐ方法の一つはシャッター速度を上げる(高速にする)事です。
一般的に手ぶれしない目安として「1/レンズの焦点距離より早いシャッター速度で撮れ」と言われています。
例えば200mmレンズを使用しているなら1/200秒や1/250秒ですが、個人差もありますから絶対安全とはいえません。
そして撮る時はなるべく体を安定させ、肘を閉め、息を止め、そして優しくシャッターを押します。
この時、木や壁などに体を寄せ掛けたり、しゃがんで膝を立てその上に肘を立てて撮るのも手ぶれを防ぐ方法です。
それでも今回のように低速シャッターで撮りたい場合は、三脚 + レリーズ(リモートスイッチ)、一脚等を使用します。

焦点距離の話が出ましたので、デジカメユーザー向けに注意を言っておきます。
レンズに表記されている焦点距離は35mmフィルムカメラの場合であって、一部の機種を除きデジカメで使用した場合、フィルムとセンサーの大きさの違いからレンズの焦点距離が長くなります。
例えばCanon EOS Kissの場合は焦点距離が1.6倍になります。
1.6倍ということは100mmが160mmに、200mmは320mmになりますので、シャッター速度の選択には注意して下さい。
(カタログ、製品仕様などに「35mm換算でxxxmm」と記載されています。)

撮影例
<ページェント>
ページェント Camera:Canon EOS D60(デジタル)
Lens:Canon EF28-70mm(70mm)
ISO:400(中央部重点平均)
T:1/10 A:F5.6 三脚使用

<滝>
滝 Camera:Canon EOS D60(デジタル)
Lens:Canon EF17-35mm(17mm)
ISO:200(中央部重点平均)
T:1/4 A:F11(-1.0) 三脚使用

※撮影データについて
Camera:使用カメラ(フィルム/デジタル)
Lens:使用レンズ(撮影時の焦点距離)
ISO:ISO感度(測光方式)
T:シャッター速度(露出補正) A:絞り値(露出補正) 手持ち/三脚
(注意)デジカメの撮影データはExif情報ですが、画像はブログ用に画像編集ソフトで明るさ、コントラストなどを調整していますので、撮影データと掲載画像は必ずしも一致していません。
フィルムカメラで撮影した写真には記録が無いので、「あやふやな記憶」+「感」で記載しています。

次回はシャッター速度と描写の続きで、「流し撮りとバルブ撮影」です。
それでは (^^)/~~~

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標準露出とAE(自動露出) (3)

イメージゾーン カメラによってはTV、AV、Pなどのほかにイメージゾーン(シーンセレクト)があると思いますが、それらについて簡単に説明します。(Canon EOSの場合、シーンセレクトはモードダイヤルで選択します)

イメージゾーンはスポーツ、ポートレート、風景などシチュエーション毎にカメラが最適なシャッター速度、絞りを設定するモードです。
全自動モードをオールラウンドプレーヤーとするなら、イメージゾーンはさながらスペシャリストといったところです。イメージゾーンはシチュエーション毎にプログラムがその場に合わせた最適なシャッター速度、絞り、例えばスポーツ撮影なら高速シャッター、風景撮影なら絞り込むなどを自動で設定します。
「それならTV、AV、Pとさほど変わらないのでは?」
いえ、イメージゾーンの便利なところはシャッター速度、絞り以外にも、AF(AutoFocus:オートフォーカス)モード、ドライブ(一枚撮影、連続撮影)、測光モードもカメラが設定してくれる至れり尽くせりの機能です。
「それならTV、AV、Pよりイメージゾーンで撮った方が上手く撮れる?」
確かにあまり悩まなくても綺麗な写真を撮ることができますが、それは言い換えればカメラの撮った一般的な写真で自分の表現などを入れる余地はありません。
こう言っては少し語弊があるかもしれませんが、入門者用、若しくは、あまり面倒な事を考えたくない人に打って付けの機能です。
ただし、イメージゾーンはシーンの選択を誤ると全自動モードで撮ったより悲惨な結果を招くことがありますので注意して下さい。
参考までにCanon EOSでは「イメージゾーン」に対して、AV、TV、Pなどを「クリエイティブな応用撮影ゾーン」と呼んでいます。
次回からのテーマは、クリエイティブに必要な「シャッター速度、絞りと描写」です。
それでは、(^^)/~~~

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標準露出とAE(自動露出) (2)

(前回からの続きです)
キャノンEOSのモードダイヤルの位置 一眼レフカメラには自分なりの表現をするのに便利な機能があります。
それがモードダイヤルにあるTV、AV、PなどのAE(自動露出)です。
これらは全てAEですから、どのモードを使用しても標準露出が得られますが、被写体によって使い分けるとより快適に撮影できるでしょう。


・TV(TimeValue:タイムバリュー):シャッター速度優先AE

撮影者がシヤッター速度を選択すると、カメラが標準露出に合わせ絞りを設定します。
グラフを例にすると、シャッター速度を1/250に設定すると、絞りはF4になります。
被写体を変えても、明るさが変わっても設定したシャッター速度は変わらず、絞りだけが標準露出に合わせて変わります。
スポーツや動物、滝など動きのある被写体の瞬間を写し止めたり、逆にぶらして流動感、躍動感を表現したりする場合など、シャッター速度を設定(優先)して撮る場合に適しています。
(Canon EOSの場合は、電源を切ってもその値が保持されます)

・AV(ApertureValue:アパチャーバリュー):絞り優先AE
撮影者が絞りを選択すると、カメラが標準露出に合わせシヤッター速度を設定します。
グラフを例にすると、絞りをF4に設定すると、シャッター速度は1/250になります。
TVとは逆に明るさが変わっても設定した絞りは変わらず、シャッター速度だけが変わります。
ポートレートで背景をぼかしたり、風景をパンフォーカス(※1)にする場合など、絞りを設定(優先)して撮る場合に適しています。
(Canon EOSの場合は、電源を切ってもその値が保持されます)
※1パンフォーカス:近影から遠景までピントの合った写真

・P(Program):プログラムAE
標準露出のシヤッター速度と絞りの組み合わせを撮影者が選択するモードです。
グラフを例にすると、「絞り=F4、シャッター速度=1/250」「絞り=F8、シャッター速度=1/60」「絞り=F16、シャッター速度=1/15」の中から選択します。
例えば、最初に(カメラによって)設定された露出が「絞り=F4、シャッター速度=1/250」だったとします。
「もう少し被写界深度(※2)が深い方がいいかな?」と思える場合は、ダイヤルで「絞り=F4、シャッター速度=1/250」=>「絞り=F8、シャッター速度=1/60」に変更(シフト)させることができます。
AV、TVの両方の使い方ができますが、最初に表示されるシャッター速度と絞りの組み合わせは毎回カメラ任せになります。
※2被写界深度:ピントの合う範囲のことです。

これら(TV、AV、P)のモードは操作性を向上させるための機能ですから、どのモードを使用しても同じ露出を選択することが可能です。
ただし、TV、AVを使用しても選択したシャッター速度、絞り、光の状況によっては標準露出で撮影できない場合があります。
例えばTVモードでは、暗い場所で高速シャッター速度を選択したり、明るい場所で低速シャッター速度を選択したりすると絞りが対応できず露出アンダー、露出オーバーになってしまいます。
同様にAVモードでも、明るい場所で絞りを開くとシャッター速度が対応できず露出オーバーになってしまいます。
では、(AVモードで)逆に絞り込んだ場合は露出アンダーになるかと言うと、必ずしも露出アンダーにはなりません。
それは、シャッター速度には最大30秒(CanonEOSの場合)までの長時間露光があるからです。
しかし、手持ちで撮影できるのは30秒はおろか50mmレンズでも1/60秒前後が限界でしょう。
AEだから大丈夫と気を抜かず、ファインダーのシャッター速度、絞りは常にチェックするように心がけましょう。

キャノンEOSの露出警告 Canon EOSではシャッター速度、絞りが対応できない場合、ファインダー内の絞り(またはシャッター速度)が点滅します。
対応としては点滅しない絞り(またはシャッター速度)に変更したり、デジカメならISO感度を調節するなどします。
これらについてはまた別の機会に説明します。

最後にWEBで公開されているカメラカタログからメーカー毎の主なAEの名称を調べてみました。

<キャノン>
P:プログラムAE
TV:シャッター優先AE
AV:絞り優先AE
M:マニュアル露出

<ペンタックス>
P:プログラム自動露出
TV:シャッター優先自動露出
AV:絞り優先自動露出
M:マニュアル露出

<ニコン>
P:マルチプログラムオート
S:シャッター優先オート
A:絞り優先オート
M:マニュアル

<オリンパス>
P:プログラム撮影
S:シャッター優先撮影
A:絞り優先撮影
M:マニュアル撮影

名称は多少違っても、記号はキャノンとペンタックス、ニコンとオリンパスが同じになっていました。

それでは、(^^)/~~~

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目次

初めての一眼レフカメラ 目次

<はじめに>
・このブログについて
・プロローグ
・一眼レフで何を撮る

<基本編>
・カメラの扱い方
・ カメラの手入れ
・ 一眼レフカメラの構造
・オートフォーカス (1) ・〃(2)
・フォーカスロック
・動く被写体を撮るコンティニュアスAF
・AE(自動露出)
・シャッターの働き
・ 絞りの働き(1) ・ 〃(2)
・ 標準露出とAE(自動露出) (1) ・〃(2) ・〃(3)
・AEと測光方式
・シャッター速度と描写(1) ・〃(2)
・絞りと描写 (1) ・〃(2) ・〃 (サンプル画像)

<フィルム編>
・フィルムの基本 (1)
・フィルムの基本 (2) ISO感度と階調・粒状性の関係
・フィルムの基本 (3) ISO感度と露出(絞りとシヤッター速度)の関係
・フィルム装着の仕方と注意
・フィルムの保管方法
・ネガとポジ
・もっとネガフィルムを楽しむために
・リバーサルフィルムへ挑戦 (1) ・〃(2)

<ステップアップ>
・露出補正 でも、その前に(露出計)
・反射光式露出計の露出と補正
・露出インジケーター
・厄介な補正量
・活用したいAEB(Auto Exposure Bracketing:自動段階露出)
・ヒストグラム

<とりあえず撮ってみたい>
・走る車を撮りたい(置きピン)
・花を撮る(クローズアップ撮影、マクロ撮影)

<その他>
2台目の一眼レフカメラ
・年末ジャンボが
・ニコンがフィルムカメラから撤退!?
・白黒、カラーネガからリバーサルフィルムへ
・これがシャッター!?
・ピントが合わない!?
・影鳥海に挑戦!?
・頼まれた写真となると・・・
・懐かしのOM-1

<付録>
・用語説明と索引
・シャッター速度と絞り

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標準露出とAE(自動露出) (1)

シャッター、絞りの基本的な仕組みと働きが分かったところで、標準露出の説明をします。
標準露出とは写した風景や人などが写真に綺麗に再現できる露出をいい、この標準露出を自動で設定してくれるのがTV、AV、PなどのAE(自動露出)です。
露出はシャッター速度と絞りの組み合わせで決まりますが、どちらも可変ですから露出の組み合わせは一つではなく複数存在します。

標準露出とシャッター速度、絞りの関係 グラフは標準露出を表したもので、X軸が露出時間、Y軸が絞りです。
「絞り=F8、シャッター速度=1/60」で標準露出になる被写体があった場合、「A.絞り=F4、シャッター速度=1/250」「B.絞り=F16、シャッター速度=1/15」とも標準露出になることを表しています。
それぞれ言い換えると「A.絞りを開いて(光量を多くして)、短時間で(シャッター速度を早めて)撮る」、「B.絞りを絞って(光量を少なくして)、長時間で(シャッター速度を遅くして)撮る」になります。

こんなカップがあったら グラフが苦手と言う人の為に、別の例で説明します。
左のイラストのような、標準露出のメモリの付いたカップに水(露出)を貯めるとします。
※標準露出を超えると露出オーバー、下回ると露出アンダーです。

標準露出まで水を貯めるにはA.蛇口を大きく開いて素早く貯める。

B.蛇口を小さく開いてゆっくり貯める。
「そんなの結果はどっちでも一緒でしょ!? それなら標準露出は一つあれば十分なのでは!?」
確かに露出を水に例えるとA、Bとも結果は同じになりますが、写真は違います。
シャッター速度、絞りの違いは写真の描写(表現)に現れます。
例えば同じ被写体を同じ構図で撮影したとしてもシャッター速度、絞りの違いで、出来上がった写真から受けるイメージは全く違ったものになる場合があります。
標準露出の組み合わせが複数あるのは面倒なところもあるのですが、シャッター速度、絞りを選んで自分なりの表現が楽しめるのは一眼レフカメラの大きな魅力の一つです。

この続きは次回に。 それでは、(^^)/~~~

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絞りの働き (2)

(前回からの続きです)
シャッター速度はカメラで決まっていますが、絞り(範囲)はレンズで決まっています。
単焦点レンズの場合だと「50mm F1.4」、「100mm F2」、ズームレンズだと「28~70mm F2.8」、「28~135mm F3.5~5.6」と言った具合です。
mmの前の数値はレンズの焦点距離を表し、それに続くF付きの数値が絞りの最小値(開放値)で、そのレンズの明るさを表しています。
(レンズの絞りを最小値にする事を特に「絞りを開放にする」といいます。)
単焦点レンズの場合は単純ですが、ズームレンズの場合は焦点距離を変える(ズームさせる)とそれに合わせ絞りの開放値(最小値)が変わるレンズがあります。
例えば「28~135mm F3.5~5.6」のズームレンズを例にとると、28mm(ワイド側)ではF3.5、135mm(テレ側)ではF5.6になります。
ところで、同じ焦点距離でも開放値が違うことに気付かれましたか?
「28~70mm F2.8」と「28~135mm F3.5~5.6」はワイド側が同じ28mmでもF2.8、F3.5と開放値が違います。
開放値は、レンズの大きさや枚数、種類(単焦点、ズーム)によって違ってきます。
基本的に明るさ(F値)はレンズ口径に比例し、一般的に同じ焦点距離ならレンズ口径の大きい方、ズームレンズより単焦点レンズの方が明るくなります。
オッと、レンズの話が長くなってしまいました。
レンズの話はまた別の機会にすることにします。

最後にファインダーを覗きながら「エー!? 絞りを変えても明るさは変わらないなぁー」と思っている方へ。
ファインダーから見る映像は絞り開放の状態で見ているので、ファインダーを覗きながら絞りを変えても明るさは変わりません。
通常絞りは写す瞬間に動作するのでファインダーで確認することは出来ませんが、機種によっては絞り込まれた状態を確認することができます。
絞り込みボタン(プレビューボタン) お手持ちのカメラに絞り込みボタン(プレビューボタン)があるなら絞りを絞った状態でボタンを押して下さい。
少し暗くなるのが分かるはずです。
念の為に言っておきますが、この絞り込みボタンはレンズの明るさを確認する為に付いているのではありません。
本来の目的は被写界深度(ピントの合っている範囲)を確認する為の機能です。
※被写界深度については別の機会に説明します。
これでシャッターと絞りの説明が終わりましたので、次回(来年)は「標準露出とAE(自動露出)」です。
それでは、皆様良いお年をお迎え下さい。
m(__)m

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絞りの働き (1)

今回はあまり聞き慣れない「絞り」についての説明です。
絞りはシッターと共に露出を制御するもので、シャッターは露出を時間で制御するのに対し、絞りは光の量で制御します。
絞りはレンズ内にあり複数の金属の羽根で構成され、穴の大きさ(口径)を変えることで光の量を調節します。
取り込む光の量は穴の大きさに比例し、穴を小さくすると取り込まれる光の量も小さくなります。
絞りの動き
「穴の大きさで?・・・」
イメージとしては、眩しいと小さくなる眼の瞳孔と思って下さい。
瞳孔は自分の意思で大きさを変えることはできませんが、カメラの絞りはシャッター速度同様に撮影者の意思で穴の大きさ変える事ができます。
この穴の大きさ(光の量)を表すのがF付きの数値、“絞り値”(または「絞り」)です。
絞り値 その1
F1、F1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、~と数値が大きくなるほど穴の大きさは小さくなり、逆に数値が小さくなるほど穴の大きさは大きくなります。
数値を小さくすること(穴を大きくすること)を「絞りを開ける(開く)」といい、逆に数値を大きくすること(穴を小さくすること)を「絞り込む(絞る)」といいます。
数値の並びはシャッター速度の場合は2倍の関係でしたが、絞り値の場合はルート2倍の関係です。
ところで、なぜルート2と言う面倒な数値になっていると思いますか?・・・
私も分かりません。 m(__)m
またこの関係はシャッター速度と同様、隣との関係を“1段”と言います。
ただし、「早く、遅く」の代わりに「絞る、開ける」を使い、「1段開ける」とか「1段絞る」などといいます。
また、これもシャッター速度同様、実際は1/2段(または1/3段)単位で制御されています。
絞り値 その2

絞りの説明の途中ですが、今まで書いた自分のブログを見て思いました。
「随分ぎっしり長々書いてるなぁー」
「これでは端から読む気が失せるかなぁー?」
「一度に読んだら疲れるかなぁー?」
などなど思いまして、今回から小分けすることにしました。
と言う訳で、続きは次回、「絞りの働き その2」です。

※1段、1/2段、1/3段の絞りはこちらをどうぞ。

それでは、(^^)/~~~

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シャッターの働き

フィルム(または光センサー)へ露光する光を時間で制御するのがシャッターです。
シャッターはカメラからレンズを外すと見えるミラーの陰(フィルムの直前)にあり、2枚の金属の幕(先幕と後幕)で構成されています。
一眼レフカメラの構造
露光の仕組みを簡単に説明します。
1. シッターボタンを押すと先幕が動き始め、後幕との間に隙間ができます。
2. ある一定の間隔(隙間)をおいて後幕が先幕を追いかけます。
レンズからの光(映像)は、この隙間を通りフィルムに露光します。
3.元の状態に戻ります。
シャッターの動き
ここでのポイントは、「ある一定の間隔」とは常に同じ間隔ではないと言う事です。
イラストでは部分的に開いた状態ですが、スローシャッターになると全開状態になります。
もう気付いた方がいると思いますが、この隙間の大きさで露光する時間を制御しています。
そして、この時間を表したのがシャッター速度です。
(正しくは時間から隙間の大きさ決まるのですが、説明の都合上逆になっています。)
一部ですがシャッター速度の例をあげると、1/2(2分の1秒)、1/4(4分の1秒)、1/8、1/15、1/30、1/60、1/125、1/250、1/500・・・と言う具合に分母が大きくなるほど露光時間が短くなります。
逆に0''5(0.5秒)、1''(1秒)、2''(2秒)、4''、8''・・・と言う具合に数値が大きくなるほど露光時間が長くなります。(表記はCanon Eosの例です)
時間を短くすることを「シャッター速度を早く(高速に)する」といい、逆に長くするこことを「シャッター速度を遅く(低速に)する」といいます。
シャッター速度 その1
この数値の並びは2倍、または1/2倍で、隣との関係(間隔)を“1段”と言います。
たとえば、1/125より「1段速く」とは1/250で、「2段遅く」とは1/30を指します。
ところで、ご自分のカメラと比べ「シャッター速度の間隔が大きい!?」と思われた人はいませんか?
実は、実際の撮影では1/2段または1/3段単位で制御されています。
シャッター速度 その2
参考までに私のカメラ(Canon Eos)は、シャッター速度が30秒~1/4000で、シャッター速度の単位は1/2段(ステップ)、または1/3段(ステップ)を選択できるようになっています。

※1段、1/2段、1/3段のシャッター速度はこちらをどうぞ。

次回は絞りの働きです。
それでは、(^^)/~~~

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AE(自動露出)

露出とはフィルムや撮像素子(CCDやCMOSなどの光センサー)に光を当てることで、当たり前のことですが光が無ければ物が見えないように光は写真を撮る上で大前提になります。
ところで、肉眼でも暗い場所や眩しい物、逆光のように明暗差が大きいなど光の条件によって物が見え難くなりますが、カメラにも同じことが言えます。
人の目は網膜で光を感じていますが、カメラの場合はフィルムや撮像素子が網膜の替わりになります。
そして重要なのは網膜同様、フィルムや撮像素子にも感じることのできる範囲があると言うことです。
この範囲をフィルムではラチチュード(許容度)、撮像素子ではダイナミックレンジといいます。
ラチチュードを分かりやすいように図にしてみます。(撮像素子のダイナミックレンジも同じことです)
ラチチュード(許容度)
このラチチュードに納まっていないと写真にならないと言う事はありませんが、左に食み出した部分は真っ黒(露出アンダー)になり、右に食み出した部分は真っ白(露出オーバー)になります。
フィルムでもデジタルでも撮影後に多少の補正をすることができますが、真っ黒、真っ白になった部分には色(カラー)が無いので補正してもその効果はほとんどありません。
ですから、撮影時はラチチュードやダイナミックレンジに納まるよう露出を調整して撮影します。
例で説明すると、AEを使わないで曇り空と晴天の中間の明るさに合わせた露出で撮影すると、光の少ない曇り空では露出アンダーで全体的に暗い(黒っぽい)写真になり、光の多い晴天では露出オーバーで白っぽい写真になります。(※1)
AE(自動露出)の働き
そのような写真は狙いがあり意図的に撮る場合はいいのですが、一般的な写真としては失敗作の部類に入るでしょう。
「露出調整!? そんな面倒なこと・・・」
大丈夫、そんな面倒なことを自動で調整してくれるのがAE(AutoExposure:自動露出)です。
AEは明るさに応じ露出を調整しラチチュードに納まる様にしてくれる便利な機能です。(※2)
AEの仕組みを簡単に説明すると、カメラに内蔵された露出計で明るさを測り、露出計算のプログラムが適正なシャッター速度と絞り値を設定します。
シャッターは時々耳にすると思いますが、露出計、絞りはあまり聞いた事が無いのでは!?
この続きは次回に、それでは(^^)/~~~

※1「露出なんか気にしたことは無いけど、それなりに写ってるよ」と言う人は多いでしょう。
それは多分ネガフィルムを使っているのでは!?
実はネガフィルムのラチチュードは非常に広く、余程の露出ミスが無い限りプリント時の補正で遜色ない写真に仕上がります。
以前「初めてなら失敗の少ないネガフィルムを使うのがいいでしょう」と言ったのは、このラチチュードの広さがあるからです。
悪く言えばネガフィルムからプリントした写真では露出の失敗に気付きにくいと言う事もいえます。
話がフィルムになりますが、フィルムにはネガフィルムのほかにベテランやプロが利用するリバーサルフィルム(ポジフィルムやスライドフィルムともいう)があります。
リバーサルフィルムは現像でスライドになり、ライトボックスやプロジェクターで観賞しますが、プリントにすることも可能でコントラストの効いたメリハリある写真が出来上がります。(スライドからプリントすることをダイレクトプリントと言います)
将来、このリバーサルフィルムに挑戦するのであれば、ある程度の露出(露出補正)の知識が必要になります。
またリバーサルフィルムに挑戦しなくても綺麗な写真を撮るにはやはり適正な露出を心掛ける事が必要です。
面倒かもしれませんが、もう暫くお付き合い下さい。

※2「露出を調整しラチチュードに納まる様にしてくれる」といいましたが、AEも万能ではありませんから必ずし撮影者の意図通りの露出にならないケースがあります。
そういった場合は、撮影者が露出補正することになるのですが、これに関してはまた後で説明したいと思います。

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2台目の一眼レフカメラ

2台目の一眼レフカメラ 学生の時、カタログを「いいなぁー」と眺めていたカメラは憧れのNikonでした。
でもNikonは高嶺の花・・・なんだかんやと悩んだ挙句、最終的には予算の問題で当時一番安かったOLYMPUS OM-1を購入しました。
残念ながら憧れのカメラではありませんでしたが、初めてのMyCameraですから愛着も涌きます。
オリンパスOM1はピント、露出はもちろん、巻き上げ、巻き戻し、ISO感度(当時はASA)の設定まで全てマニュアルでしたが、当時はそれが普通と思っていましたから不便と感じることはありませんでした。
小まめに手入れをしながら大事に使っていたのですが、田舎にカメラを置いたまま仙台に来てからはカメラに触ることはありませんでした。
仙台に来た当初「カメラを持ってくるんだったなぁー」と思うことも何度かあったのですが、生活環境の変化に何時しかカメラの存在さえ忘れてしまったのです。
ところが、ふとしたことから?十年振りにカメラ熱が復活、思いもヒートアップ。
「今更手入れもしてない?十年前のカメラは使えないだろうし、さて何を買ったらいいものか・・・。」
第一候補はやはりニコンでしたが、カメラ雑誌などを読むうちキャノンもいいなぁー。
悩んだ挙句選んだのはCanon Eos5(フィルム)、USM LENSが決め手になりました。
ところで、ご存知のように一眼レフカメラはレンズ交換できるのが大きな魅力です。
幸いにも私は今もEOSが気に入っていますのでカメラ(メーカー)を変えようと考えたことはありませんが、何本か交換レンズが揃ってしまうとメーカーを変えるのは金銭的に大変です。
メーカー毎にレンズマウントが違うので、カメラボディーだけを他のメーカーに変更することはできないからです。
ですから、これから一眼レフカメラの購入を計画している人は、ボディーだけでなくレンズ、アクセサリーなども合わせて検討して下さい。
話が少し逸れてしまいました。
それで?十年振りに手にした一眼レフカメラにはAF(AutoFocus)、AE(AutoExposure)はもちろん、DXコードによるISO感度の自動設定、秒数枚の連写からAEB(AutoExposureBracketing)まで、「これは凄い!」
カタログ、雑誌などである程度は知っていたものの実際使ってみるとその快適さに驚きました。
いつの間にか一眼レフカメラは押せば写るバカチョンカメラになっていたのです。
「これは楽しい!」
でもその反面、自分でシャッタースピードなどを設定して撮ろうとすると「どれを回すんだ?」「この花マークは何だ?」・・・。
直ぐに慣れましたが、それはマニュアルのOM1を使っていた経験が助けになったのだと思います。
シーンセレクト(花マーク、山マーク、etc)はいいとして、P、AV、TV、Mなど初めての人には「何のこっちゃ?」でしょう!?
と言うことで、次回からAV、TVなどの説明に移って行くわけですが、絞り優先、シャッター速度優先、プログラムシフトなど言われても「??」でしょうから、とりあえず露出の話から始めることにします。
それでは、(^^)/~~~

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一眼レフカメラの構造

コンパクトカメラに比べ大きく重い一眼レフカメラがどんな構造をしているのか、コンパクトカメラと比較しながら説明します。
※イラストはフィルムになっていますが、デジカメの場合はフィルムが撮像素子(CCDやCMOSセンサー)に変わるだけです。
まず誰でも一度は使ったことのあるコンパクトカメラですが、花などをクローズアップで撮った時、ファインダー(被写体を見る窓)では花全体が見えていたのに、出来上がった写真では「花の一部が切れていた」という経験はないでしょうか?
コンパクトカメラでの撮影と視差(パララックス)
これはパララックス(視差)と言われファインダーと撮影レンズが分かれているために起こる現象で、特に近接撮影などで顕著に現れます。
(ただしデジカメの液晶モニターの映像は撮影レンズを通した映像ですからこのようなことはありません。)

これに対し一眼レフカメラはファインダーの映像も撮影レンズを通して見るので、ファインダーで見た映像がそのまま写真になります。
(下のイラストはファインダで被写体を確認している状態です。)
一眼レフカメラの構造

シャッターが開いて、フィルムが露光している瞬間です。

一眼レフカメラの構造(撮影時)
少し詳しく撮影(露光)の仕組みを順に説明すると
1.シャッターボタンを押す。
2.ミラーが上がる。
3.シャッターが開く。
4.フィルムに露光する。(上のイラストの状態)
5.シャッターが閉じる。
6.ミラーが戻る。
※露光とはフィルムに光を当てる事です。
一眼レフで撮影したことがある人なら経験していると思いますが、シャッターを押した時一瞬ですがファインダーが真っ暗になります。
これはミラーが上がってレンズからの映像がファインダーからフィルムに切り替わるためです。

余談になりますが、私はフィルムもデジタルもCanonを使っています。
そのCanonのカメラで撮影時の消失が起こらない機種がありました。
確かEOS RSとか言う機種だったと思いましたが・・・。
仕組みは半透明のミラー(俗に言うマジックミラーのようなも)を使用し常にファインダーとフィルムの両方に映像が流れるようにしたもので、ミラーアップ・リターン動作が無いので高速連続撮影が可能なカメラでした。
確かに他には無い画期的な機能ですが、一般ユーザーにそこまでの機能は必要ないでしょうね。

本題に戻ります。
見た映像がそのまま写ると言ってもそれは写る範囲の事で、明るさや色合いは別の話になります。
また更に正確に言うと写る範囲も一部の機種を除いては、ファインダーで見る映像より広い範囲が写って(記録されて)います。
視野率とは このファインダーで見る映像と実際に記録される映像の違いを割合で表したのが視野率で、カメラの説明書では「視野率 上下左右とも90%」等と記載されています。
もし手元に説明書があるなら製品仕様のファインダーの欄を見て下さい。
たぶん記載されているはずです。

ところで、何故90%とか95%にしていると思いますか?
実はプリントに関係しているそうです。
一般的にサービスサイズのプリント(写真)はオートプリンターという機械でプリントされますが、その際周辺が一部切り取られてプリントされます。
その結果、出来上がったプリントはファインダーで見た映像と同じ様になる訳です。
興味のある人はネガと写真をチェックしてみては?
ただしネガには傷、指紋などを付けない様に慎重に扱って下さい。
デジカメの場合はファインダー一杯に撮影した画像をパソコンなどで確認すれば微妙な違いが直ぐに分かるはずです。
最後に「一部の機種(視野率100%)」とは、EOS 1などプロ向けの高級機の事です。

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カメラの手入れ

一眼レフカメラを買うと、それに合わせ色々と必要なアクセサリー、あると重宝するアクセサリーが出てきます。
その中でも今回はカメラの手入れに必要なアクセサリーと手入れの仕方についての説明です。
一眼レフカメラは決して安い買物ではなかったはずですから、使用したら手入れをして大切に使いましょう。
これから説明するクリーニング用アクセサリーはクリーニングセットとしても販売されています。
また掲載した写真は私が使用しているクリーニング用アクセサリーです。
中にはほとんど使っていない物もあり、今思えば何でこんなに買ったのかと少々反省しています。

<クリーニングに必要なアクセサリー>
・シリコンクロス、またはセーム革
・レンズクリーニングペーパー
レンズ用ブラシ(ブラシは収納可能で反対側はキャップ付きレンズクリーナー)
ブロワー 、またはブロワーブラシ
レンズクリーナー(クリーニング液)
綿棒(先端が尖っているタイプがあれば隅のクリーニングに重宝します)
ブラシ、ピンセット、精密ドライバー

色々ありますが全部を持ち歩くわけではなく、携帯用、自宅用で使い分けています。
ピンセットと精密ドライバーは不測の事態以外使うことは無いと思いますが、何時不測の事態に会うかは運次第。
さほど高価な物でもないので揃えておいてもいいのでは?

<カメラボディーの手入れ>
カメラボディーに砂粒などが付いている事は滅多に無いと思いますが、もし隙間などに砂粒などが入っている時はブロワーやブラシで払い落とし、それからシリコンクロス又はセーム革で汗、手垢などを拭き取ります。
汚れがひどい時は水拭きしますが、必ず固く絞った布でします。

<ファインダーの手入れ>
ファインダーに指紋などが付くことは滅多に無いでしょうから、通常はブロワーでホコリを飛ばすだけで十分です。
それでも汚れがひどい時はアイカップを外しブロワーでホコリを飛ばした後にレンズクリーニングペーパーや綿棒で汚れを取ります。
仕上げはブロワーやブラシでレンズクリーニングペーパーのかすなどを吹き飛ばして完了です。
アイカップを取り外した様子アイカップとはファインダーの回りにあるゴムの部分です。
取り外し方はカメラの説明書を読んで下さい。

 

<レンズの手入れ>
レンズボディーはカメラボディー同様にシリコンクロス又はセーム革で汗、手垢などを拭き取ります。
次にレンズの手入れの仕方ですが、既にUVフィルターや保護用フィルターを装着している方がいると思います。
その場合レンズが汚れる事はほとんど無くフィルターだけをクリーニングするだけ(またはフィルターを外しレンズをブロワーで吹くだけ)になります。
(フィルター、レンズともクリーニングの仕方は同様です。)
レンズはファインダーのクリーニング同様で最初にブロワーでホコリ、砂粒などを吹き飛ばします。
これは細かい砂粒などが残ったまま拭くとレンズに傷をつけてしまう場合があるからです。
特に汚れていなければクリーニングはこれで完了ですが、指紋などの皮脂が付着している場合は息を吹き掛けレンズクリーニングペーパーで円を書くように拭いていきます。
この時ゴシゴシと力を入れては拭くのは厳禁です。 あくまで優しく拭いて下さい。
ほとんどの場合は、これで十分綺麗になります。
クリーニング液は上記の方法で綺麗にならない場合だけ使うようにしましょう。
なぜなら、クリーニング液を使って拭けばを綺麗にはなりますが、クリーニング液を綺麗に拭き取るのがけっこうの作業になるからです。
私もクリーニング液には何度か苦労させられ、2、3種類試してみた結果、拭き取りやすいクリーニング液があることが分かりましたが、それでもクリーニング液を使うのは年1度あるか無いかといった程度です。
おかげでクリーニング液はワインのように今でも年代物が揃っています。
参考までに「レンズにカビなんか生えないでしょう!?」と思っている人はいませんか?
実は私がそう思っていました。
ところがレンズに付いた指紋(皮脂)などはカビの原因になるそうです。
事実、実家にほったらかしにしていたレンズにはカビが生えてしまいました。
カビはレンズにとって致命傷です。
思い出のレンズだったのに・・・(T_T)

<レンズ装着口(マウント)の手入れ>
この部分が汚れることはあまりありませんが、たまにチェックして汚れがある場合は拭き取ります。
ただし、この時カメラ内部やレンズ内部にホコリを入れないようにように注意して下さい。
内部にほこりを入れると厄介ですからくれぐれも注意して下さい。
またこの部分には、カメラとレンズで通信を行うための接点があります。
汚れていると接触不良で正常に動作しないなるので、時にはチェックし汚れている時はシリコンクロスなどで手入れします。
カメラの内部1

<ミラー(カメラ内部)の手入れ>
ミラー(クイックリターンミラー)とはレンズを外すと見えるカメラ内部にある鏡のことです。
ここは精密でデリケートな部分ですから手を触れてはいけません。
ホコリはブロワーで軽く吹く程度です。
ミラー上の汚れはファインダーを覗いた時に見えるだけで写りには影響しませんが、気になる場合は無理せずメーカーにクリーニングを依頼したほうが無難でしょう。
カメラの内部2

<カメラ、レンズの保管方法>
カメラ、レンズとも湿気は大敵ですから湿気の少ない場所に保管し、時々は外気に当てるようにします。
「そんな面倒なことは・・・」という人は乾燥剤などと一緒に保管しましょう。
それと時には乾燥剤のチェックもお忘れなく!
またカメラ、レンズともメカニカルな部分がありますから車同様たまに動かしたほうが故障も少ないそうです。
(ここで言う動かすとは、レンズを装着しシャッターを切ることです。)

<シャッターには触れない>
これは手入れではありませんが、カメラの背ぶたを開けた場合、シャッター(幕)に手を触れてはいけません。
ホコリが付くことは滅多にありませんが、もしホコリを落としたような時は、軽く微風で吹き飛ばします。(逆に内部に押し込まないように注意して下さい)
それでも取れない時、間に挟まった時などは、メーカーのサービスセンターに相談しましょう。
カメラの内部2

余談ですが、フィルムを入れたまま長期保管している人はいませんか?
特に撮影途中のフィルムはなるべく早めに使い切り現像に出しましょう。
なぜならフィルムは露光(光を当てること)による化学変化で映像を記録しますが、現像しないで放置しておくと化学変化が進行し正常な発色ができなくなります。
フィルムにとっても高温多湿、長期のほったらかしは禁物ですから注意しましょう。

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一眼レフで何を撮る

もう随分と昔のことになりますが、私が初めて手にした一眼レフカメラはオリンパスのOM1でした。
もちろん当時はフィルムカメラしかありません。
機能も今のカメラと比べるとシンプルその物、巻き上げも手動ですから露出さえ見当がつくなら電池は不要でした。
ところが最近のカメラは驚くほどの多機能で、添付されているマニュアルも厚く読むだけでも大変です。
まして初めて一眼レフカメラを手にした人には聞き慣れない専門用語も多いし、果たしてどれほどの人が最後まで読むことか・・・。
でもマニュアルは全部読まなくたって(理解しなくても)、写真は写せるんですよ。
たぶん初めて買った一眼レフカメラは入門機~中級機でしょうから、カメラ任せの全自動機能があると思います。
とりあえず、そこだけ理解して全自動モードで一眼レフカメラ特有のシャッター音を味わいながら撮ってみましょう。
デジタルなら何枚撮ってもタダですし、とにかくシャッターを押してみましょう。
フィルムの場合はフィルムを買った他に現像、プリントと少々授業料が必要ですから、安価で失敗が少ないカラーネガフィルム(ISO200~400)を使うのがいいでしょう。
でもその前に、何を撮るか決まっていますか?
風景、ポートレート、旅のスナップ、子供など撮りたいものがある人はいいのですが、何を撮ったらいいか分からないと言う人はちょっと困ります。
これはカメラの話ではありませんが、時々「パソコンは買ったものの使うのは年賀状印刷だけ」という話を聞きます。
カメラも同じで撮りたいものが無ければホコリをかぶるだけです。
まず何でもいいので撮りたいもの(被写体)を決めましょう。
一つの案としては、自分の好きな物や場所を選ぶといいと思います。
自分の好きな物や場所はよく観たり行ったりするでしょうから長続きすると思います。
参考までに私の場合は風景(山、渓流、滝、花)などを撮っています。
また遠出の減る冬は近場の沼や河川に飛来する白鳥などの渡り鳥を撮っています。
カメラを始めたきっかけはカメラ雑誌で見た風景写真で、「私もこんな写真を撮ってみたい」でした。
悪く言えば物真似ですが、最初はプロの写真を真似して上手くなっていく人が多いと聞きます。
それでも、どうしても何がいいのか分からないと言う人はカメラサークルに所属するのがいいのでは?
私は所属したことはありませんが、カメラメーカーなどにもサークルがあります。
とりあえずはそこで修行しながら好きな物を見つけていけばいいのではないでしょうか。
何事も好きになれば自然と長続きします。
せっかく買ったカメラですから楽しみながら有効に使いましょう。

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プロローグ

仙台市内からでも見える冬の蔵王連峰 探検日記は休みと天気に恵まれないとネタ切れで書けない。
そんな休業状態が続いていた土曜の朝、
「オッ!、綺麗な朝焼け、今日はいい天気だ!」
「でも今日は休日出勤だー。 はぁ~力も抜ける (T_T)」
でも今日は蔵王が綺麗に見えてそうだし、多少荷物になるけどカメラを持って出勤してみるか!
実は金曜日の朝、「このカメラ預けるから使ってよ。 そして撮り方教えてよ」と友達から申し出があったのです。
あまりに突然だし、カメラも安物じゃないし、どうしたものか・・・
アマチュア、プロと分類するなら私も紛れも無いアマチュアで、撮った写真を見るたびにあーでもないこーでもないと苦労してるというのに。
そんなアマチュアが雑誌で覚えた程度の知識だけで教えるなんて・・・?
でも、
・初歩的な事だけ
・少し(?)の間違いは勘弁して(見逃して)
の条件付で引き受ける事にしました。
「ん!? それならついでにブログも書いてみるか」なんて軽い気持ちでプログ「初めての一眼レフカメラ」も始めました。
そんな訳ですから、更新も不定期、続かなくなったら突然閉鎖するかもしれませんが、よろしくお願いします。

そしてプログの記念すべき第一回目の写真はその預かったカメラで撮影した蔵王連峰です。
友達のカメラは私のカメラと同じキャノンEOSですが、私のカメラより新しくAFフレームが多くAFも快適、そして画素数も多い。
私もNewModelが欲しくなっちゃいました。
小遣い貯めて買いましょう。 ただブログ同様、休みあり寄り道ありの長い道のりになりそうですが・・・。

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